【目の健康②】あなたは何秒で達成できる!?「ナンバータッチ」
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スマホやパソコン、タブレット、ゲームなど、私たちの周りには目を酷使するもので溢れています。仕事ではパソコンを使い、通勤中はスマホ。家にいるときもテレビやゲーム、インターネットを利用すれば、目を休ませる暇もありません。
【目の健康①】スマホ老眼を防ごう!「ビジョン体操」で紹介したように、私たちが目でものを見るとき、対象物との距離によって光の屈折角度を調節しているのが「毛様体筋」と呼ばれる筋肉。
長時間近くのものをじっと見ていれば、毛様体筋が収縮して緊張したままとなり、遠くを見ようとしてもピントが合わなくなってしまいます。毛様体筋が衰えることで、視力が低下してしまうのです。
そこでおすすめなのが、自宅でも簡単にできる「ナンバータッチ」という目のトレーニング。ランダムな動きによって毛様体筋を鍛え、視力の回復にも効果的です。
また、毛様体筋以外にも様々な目の筋肉を鍛えられるので、運動をするときに必要な「見る能力」も向上するのだとか。このところ視力が落ちてきたという人だけでなく、スポーツに打ち込んでいる人も必見ですよ!
ナンバータッチでこわばった毛様体筋をほぐそう!
用意するのは、数字の書かれたマグネットシートとストップウォッチ。あとは、マグネットシートが貼れるスペース(冷蔵庫やホワイトボードなど)があればトレーニングが可能です。
① マグネットシートをランダムに貼ります。数字は最低でも1~20までを用意しましょう。色や形の違うシートが準備できるとなお良いです。
② ストップウォッチでタイムを計りながら、貼りつけたマグネットシートを1から順番に指さしていきます。顔はなるべく動かさず、目だけを使うようにしましょう。
慣れてくればマグネットシートの数字を30や50まで増やしたり、貼る範囲を広げたり、数字を追う順番を逆に(20から1へ)したりなどのアレンジを加えればより効果的なトレーニングになります。
スポーツをする人にも効果的なトレーニング
ナンバータッチは、毛様体筋を鍛えるだけでなく、様々な見る能力を鍛える効果もあるため、スポーツ選手もメニューに取り入れているそうです。
具体的には、下記の力が鍛えられるといわれています。
●眼球運動のスピードと正確性…正確に、素早く対象を見る力
●周辺視野の拡大…広い視野でものを見る力。この能力が高ければ、静止しているものを見ながら同時に周りの状況を捉えることができる。
●瞬間視の能力向上…一瞬のうちに多くの情報を把握できる
●手と目の協応動作能力の向上…目で対象を捉え、的確に体を動かすことができる。ボールを手や足で正確にコンタクトさせることが可能に。
スポーツ、特に球技などは、体を動かしながら周囲の状況やボールの動きを把握しなければいけません。そのため、身体だけでなく目のトレーニングも行えばよりいっそうの効果を期待できるでしょう。まさに、ナンバータッチはスポーツの上達を目指している人にもぴったりですね。
ナンバータッチはトレーニングですので、やり始めてすぐに効果が出るわけではありません。ただ、毎日こつこつと続ければ徐々に目の筋肉を鍛えることができます(※個人差はあります)。
マグネットシートやストップウォッチなどさえそろえれば自宅の冷蔵庫でも簡単に始められるので、是非、普段の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
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