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【目の健康①】スマホ老眼を防ごう!「ビジョン体操」

【目の健康①】スマホ老眼を防ごう!「ビジョン体操」

| めがね新聞編集部

最近「スマホ老眼」という言葉を、ニュースなどから耳にする機会が多くなってきました。

寝る前に暗い部屋でスマホを見続けていませんか? 目に負担になるってわかってはいるのだけれど、ついついやってしまうんですよね。

パソコンやスマホを見続けている私たちの目は、大変お疲れモードなのです…。

そんな「疲れ目」をリフレッシュさせるべく、「めがね新聞」では今後目の体操や健康情報をお伝えしていきます!

今回「目の体操」を教えて頂くのは、いろいろなコミュニティで目の体操を実践されているNPO「みるみえる」発起人 加藤裕之さんです。

           
加藤さんにいろいろな目の体操を教えてもらいました!

目の筋肉をきたえる!?「ビジョン体操」

私たちは遠くを見たり近くを見たりするとき、カメラがピントを合わせるように、目を調整させています。その調整の役割を担っているのが「毛様体筋」です。目のレンズである「水晶体」を「毛様体筋」が収縮したり、引っ張ったりして、厚さを調整しているのです。

パソコンの画面やスマホを見ているときは、毛様体筋が収縮しています。その時間が長く続くと、毛様体筋は緊張がずっと続いている状態になります。そのため、筋肉疲労をおこしてしまいます。

また、目には「外眼筋」という、眼球運動をつかさどる眼球の外側にある筋肉があります。目を横にしたり、内側に寄せたりと視線を移動するときに、この外眼筋が動きバランスをとっているのです。

そのようにして疲労をためがちな現代人の「毛様体筋」をほぐし、「外眼筋」の能力を高める体操「ビジョン体操」をご紹介します。「ビジョン体操」は、目の健康を保つだけでなく、スムーズな視線移動をうながし、目の能力を引き出すことができます。

では、さっそく始めてみましょう!

あかりちゃんと一緒に「ビジョン体操」にトライ!

顔を動かさず、目だけを動かす体操です。ポイントは、視線の先にある親指にしっかりと目の焦点を合わせること!

①左右の手の親指を立て、肩幅にひらきます。顔を動かさないようにして、目だけを動かし左右の親指を交互に見ていきます。右・左と4セット。
②次は親指を立てた右手を頭の上、左手を胸の前において、上下に目を動かします。上・下と4セット。
③親指を立てた右手は頭の高さに、左手は胸の高さにおき、両手を肩幅まで拡げます。右手から左手に目を動かし、4セット。右手と左手の上下を入れ替え、同じように4セット。
④親指を立てた右手を、右から左へと顔の高さで横に動かします。振り切ったら右に戻します。右→左→右を2セット。目が追いかけることができるスピードでゆっくりと動かしましょう。
⑤親指を立てた右手を頭の上から胸の高さまで動かし、目で上から下へと追いかけます。上→下→上を2セット。
⑥親指を立てた右手を頭上から左脇の下あたりに向けて斜めに動かします。親指の動きを目で追いかけます。右上→左下→右上と2セット。左手でも、左上→右下と動かし同じように2セット。
⑦親指を立てた右手を、体の前で大きく円を描くように動かします。親指の動きを目で追いかけます。一周したら、逆方向に一回し。
⑧親指を立てた右手を顔の高さでまっすぐ前に伸ばします。親指をゆっくりと鼻に近づけていきます。近づいてくる親指を目で追いかけ寄り目になるように。3セット。

ビジョン体操で、目の重要な筋肉である「毛様体筋」「外眼筋」をしっかり動かして、定期的にほぐしましょう!

目をリフレッシュして、頭も身体もリフレッシュ!!