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【マンガ家・磨伸映一郎先生と巡る!】めがねフェス2018徹底解剖〜後編〜

【マンガ家・磨伸映一郎先生と巡る!】めがねフェス2018徹底解剖〜後編〜

| 日本橋たまご

めがねフェスに来たなら、やっぱりめがねミュージアムへ!

ちょっと気が早いんですが、お土産を見に行きませんか?

先生それなら、めがねミュージアムに行きましょうか。

めがねを愛する漫画家、磨伸映一郎と巡る「めがねフェス2018」(後編)
「何回来てもいいですね」と磨伸先生
めがねを愛する漫画家、磨伸映一郎と巡る「めがねフェス2018」(後編)

おおー、充実してますね。何を買ってこうかなあ。

先生まあゆっくり選んで下さい。自分は増永五左エ門翁(ますなが ござえもん)に挨拶してきますから。

めがねを愛する漫画家、磨伸映一郎と巡る「めがねフェス2018」(後編)
迷った末に選んだのは「めがね最中」
めがねを愛する漫画家、磨伸映一郎と巡る「めがねフェス2018」(後編)
鯖江のめがねの礎を築いた増永五左エ門

先生ミュージアム2階のMUSEUM CAFÉは入ったことありますか?

そういえばまだ無いですね。

先生なかなかの穴場でいいお店ですよ。ちょっと寄っていきましょう!

めがねを愛する漫画家、磨伸映一郎と巡る「めがねフェス2018」(後編)
2階にあがると、ミュージアム入り口の天井のオブジェがめがねで出来ていることがよくわかります。

先生いいお店でしょう? コーヒーでも飲んで休憩しましょうか。

いいですね! では休憩ついでに、先生がめがね好きになったきっかけを教えてもらえますか?

先生自分の場合、入り口はギャルゲー(※1)でした。一番最初の「ときめきメモリアル」(※2)なんですけど。そもそもはギャルゲー自体に興味がなかったんですよ。当時は格闘ゲーマーでしたし。でも、友人に「騙されたと思って一度プレイしてみろ!」と言われ、そんなに言うならばと、試しにと軽い気持ちでプレイし始め、気づいたら三日くらい徹夜していて。

めちゃくちゃハマっているじゃないですか(爆笑)!

先生もう、衝撃波が出る勢いで手のひらをクルッと返すかのように(笑)。如月さん(めがねがトレードマークのキャラクター)最高だな!!と。ここで初めて、自分が「眼鏡っ娘」が好きだったんだと自覚しました。

めがねを愛する漫画家、磨伸映一郎と巡る「めがねフェス2018」(後編)
MUSEUM CAFÉのコースターにはめがねネタが! さすが芸が細かい!!

「眼鏡っ娘」は好きだけれど、モノとしての「めがね」自体には興味が無いって人も多いと思うんですよ。それが、なぜ先生はめがね自体の魅力にも目覚めていったんですか?

先生「眼鏡っ娘好き」が、その愛をこじらせていくと大体ぶち当たるのが「眼鏡っ娘がめがねを外したら、その子を嫌いになるのか? その場合、お前が愛していたのは“眼鏡”なのか? “娘”なのか?」ってテーマなんです。

……ふむふむ。

先生「俺は一体何が好きなんだ?」っていう問いが芽生えるんですよ。で、そこから「そもそもめがねとは?」と疑問が膨らんでいって、めがねの歴史とかを勉強し始める。それで気づいたら、めがね自体が大好きになっているという。

……なるほど……ちなみに「眼鏡っ娘がめがねを外したら、その子を嫌いになるのか」問題に、結論は出たんですか?

先生うーん、自分としては「眼鏡っ娘」っていうのは、「魂の在り方」であり、「心の器」なんです。

すみません、え?…「こころのうつわ」?…えっ…?

先生西洋哲学的にはイデア、東洋哲学的に言えば薫習(くんじゅう)と阿頼耶識(あらやしき)とかかそういった概念が……(中略)……ってことなんですが、細かい事は置いといて、結論だけ言えば「眼鏡っ娘かわいいにゃー」と言い続けていればいいんですよ! 小難しいことは抜きにして、「かわいい」ということを発信すればいいんです!

なるほど、小難しいこと抜き……!

※1 ギャルゲー:
「ギャルゲーム」の略で、魅力的な女性が登場人物となっているゲームの俗称。
※2 ときめきメモリアル:
1994年にコナミ(現・コナミホールディングス)から発売された恋愛シミュレーションゲーム。大ヒットし、この分野のゲームのパイオニアとなった。

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