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【マンガ家・磨伸映一郎先生と巡る!】めがねフェス2018徹底解剖〜後編〜

【マンガ家・磨伸映一郎先生と巡る!】めがねフェス2018徹底解剖〜後編〜

| 日本橋たまご

ポップアップギャラリーはめがねの多様性を映している

めがねを愛する漫画家、磨伸映一郎と巡る「めがねフェス2018」(後編)
レポートの締めはポップアップギャラリー!

「ポップアップギャラリー」で気になったブランドはありましたか?

先生やっぱりいつ見てもFACTORY900さんはすごいですね。あの6つレンズが付いてるモデル。どういうシーンでかければいいかわからないんですけど、欲しいか欲しくないかで言えば、絶対欲しい。

さっきかけている方いらっしゃいましたよ。
【めがねフェス2018】おしゃれめがね人たちの集い 〜前編〜に登場されています!)

先生本当ですか! やるなあ。さすがめがねフェス!! FACTORY900さんに限らず、ここにきて更にフレームの自由度が高くなってきたというのが全体的な印象です。スタンダードにかっこいいものから、奇抜で目を引くものまで、選択肢の幅が広がってきたと思います。

めがねを愛する漫画家、磨伸映一郎と巡る「めがねフェス2018」(後編)

ポップアップギャラリーのめがねはどれも甲乙つけがたいというか、本当に多様ですよね。

先生これは鯖江の技術力の高さももちろんあると思うんですが、実はいわゆるファストファッション的なめがね屋さんの功績も大きいと思っています。

どういうことでしょうか?

先生安価なめがねが普及したおかげで、誰でも気軽に眼鏡をその日の気分でかけ替えることが当たり前になったと思うんです。そこで間口が広がったことで、「普段は安いめがねだけど、今日はちょっと鯖江の高級はめがねをかけてみよう」とか、「ちょっと奇抜なデザインで冒険してみよう」みたいな文化が根付いてきたんだと思うんです。

つい「大量生産」VS「職人の手仕事」、みたいな構図を描きがちだけれど、そうではないと。

先生やっぱり量販店で買ったからダメだとか、伊達めがねだから良くないとか、そういうネガティブな発想ってナンセンスなんですよね。「めがねよ、ありがとう」じゃないけれど、常にポジティブに考えていかないと。「めがねってこんなにも気軽なものだよ」「めがねでこんなにもカッコよくなれるよ」と、それぞれの立場からめがねの良さをアピールしていくことが大切です。そうやって初めてめがね人口は増えるし、「ポップアップギャラリー」みたいな新しいめがね屋さんのかたちが受け入れられるようになるんだと思います。まずは裾野を広げていく、という事が大切だと思うのです。

めがねフェスよ、このまま突き進め!

今日は一日ありがとうございました! 最後に先生がこれからのめがねフェス、そして鯖江に期待することを教えてください。

先生めがねフェスはこれからも、どんどん規模を大きくして楽しくなっていてほしいですね。鯖江は「めがねの街」という今の路線で突き進んでほしい! そのために、自分も微力ながらお手伝いしたいです。

先生ご自身と鯖江が、コラボする予定などありますか?

先生今まさに進行中です。自分の漫画のキャラクター(「氷室 鐘」このページの最後に掲載されている磨伸先生のプロフィール欄を参照。)が、かけているめがねをモデルにした、いわゆるキャラクターグッズなのですが、それでもしっかりと普段使いできるデザインに仕上げたい。そのために製作から組立て、仕上げまですべて鯖江にお願いしています。

すごいこだわり!

先生自分の場合、めがねのクオリティが作家生命に関わっているといっても過言ではないですからね(笑)。

発売が楽しみです! 本日はありがとうございました。

<まとめ>

前編・後編に渡ってお送りした「【マンガ家・磨伸映一郎先生と巡る!】めがねフェス2018徹底解剖」、いかがでしたか?

磨伸映一郎先生とご一緒させて頂いて感じたのは、めがねフェスが、鯖江市が、そしてめがねを愛する多くの人々が、これまで培ってきたものの上に「めがねフェス2018」は成り立っているのだということ。

これから更に1年の月日が蓄積されると、めがねフェスはどう進化するのだろう? 今から、来年のめがねフェスが楽しみです。それにしても、磨伸先生のめがね愛、半端ない! 我々も負けじとめがねを愛し、ポジティブな情報を発信していきたいと思います。

磨伸先生、そしてめがねフェスよ、ありがとう!

【マンガ家・磨伸映一郎先生と巡る!】めがねフェス2018徹底解剖〜前編〜はこちらから!

磨伸映一郎(ましん えいいちろう)

めがねを愛する漫画家、磨伸映一郎と巡る「めがねフェス2018」(前編)
氷室 鐘『氷室の天地』


<プロフィール>
漫画家。眼鏡っ娘とめがねをこよなく愛する。
現在『まんが4コマぱれっと』(一迅社)で『氷室の天地 Fate/school life』『氷室行進曲 Fuyuki Game Over』、『GMマガジン』(グループSNE)で『アナゲ超特急』など連載中。それぞれの主人公も当然眼鏡っ娘。その他、眼鏡っ娘を題材とするドラマ脚本執筆やトークライブなども行っている。      

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