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スマートグラス「MOVERIO」がエンタテイメントの可能性を広げる!

スマートグラス「MOVERIO」がエンタテイメントの可能性を広げる!

| めがね新聞編集部
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社会にある障がいをスマートグラスで埋める

もし、この世界からめがねやコンタクトレンズがなくなってしまったら…。

きっと、単なる近視や遠視もとんでもないハンディキャップだと感じられるのではないでしょうか? 逆に言えば、いま私たちがそう感じないのは、めがねという技術が生まれ、それが当たり前のものとして普及したからです。

技術の進歩と、その普及が、ハンディキャプを埋めていく。古くからめがねが担ってきたその役割を、さらに拡張してくれるのがスマートグラスです。

この秋から始まった、スマートグラス「MOVERIO」を使用した映画館向け聴覚障がい者用字幕配信サービスもまた、この世界からハンディキャップをひとつ減らすための取り組みです。

映画のバリアフリー化を目指して!

聴覚障がい者用字幕とは、洋画に付けられている字幕とは少し異なります。聴覚に障害がある人や耳の遠くなった高齢者のために、セリフ以外の「音」の情報、例えばセリフを言っている人や音楽、効果音なども文字で表しているのです。

しかしながら現在、邦画やアニメ作品に、聴覚障がい者用の字幕がつけられる割合は、ほんの10%程度! しかも、字幕付き上映を実施する映画館も日時も限られているようです。字幕を必要とする人が、いつでも気軽に映画を観られるとは言い難い状況です

この問題を解決すべく立ち上がったのが、字幕表示などのバリアフリー対応アプリ「UDCast(ユーディーキャスト)」の運営開発を行うPalabra株式会社。スマートグラス「MOVERIO(モベリオ)」を販売するエプソン販売会社と、音響通信ソリューション「Another Track(R)(アナザートラック)」を開発したエヴィクサー社と協力し、映画の進行と連動してスマートグラス上に、自動で字幕を表示するサービスの提供を始めました。

それぞれの会社が提供した技術について、簡単に説明してみましょう。

まず、実際に字幕を映し出すのが、スマートグラス「MOVERIO」。有機ELディスプレイが高コントラスト、高画質の映し出す、軽量かつ高性能なスマートグラスです。

「UDCast」は映画などの音声をスマートフォンなどのマイクで拾い、端末に字幕や手話、音声ガイドの再生を行うアプリケーション(今回の字幕配信サービスでは専用のマイクが必要となります)。

そして、「UDCast」が音声を拾うために採用されている音響通信技術が「Another Track」です。

このサービスの特徴は、映画の音声自体が字幕表示のトリガーになっていること。Wi-Fiやインターネットの設備が必要なく、もちろん視聴中のユーザーによる操作も不要。映画館の全席どこでも、ハンズフリーでスマートグラス上に字幕が表示される仕組みになっています。

スマートグラスがつくるやさしい未来

サービスの第一弾に選ばれたのが9月9日(土)から公開の始まった、是枝裕和監督の最新作『三度目の殺人』。現在、全国4か所の映画館でスマートグラスを用いた字幕配信サービスが実施されています。
(※申し込みには事前予約が必要です。「メガネで見る字幕ガイド」機器貸出特設サイトをご覧ください。)

映画ってひとりで観るのも楽しいですが、誰かと一緒に観に行くのも楽しいですよね。このサービスがあれば、もしもあなたの友人や、家族、パートナーの耳が不自由だったとしても、同じ映画を一緒に気軽に楽しめるようになる。

また、映画館だけでなく2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、スタジアムでのスポーツ観戦での活用も考えられているそうです。

スマートグラスをかければ、みんなが同じように同じものをあたりまえに楽しめる。そんな未来は、案外すぐそこまで来ているのかもしれません。

パラブラ株式会社

めがね新聞編集部
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