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レンズってどうやって選べばいいの?① 〜近視編〜

レンズってどうやって選べばいいの?① 〜近視編〜

| めがね新聞編集部
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めがねは毎日身につけるものだから、フレームだけでなくレンズも自分に合ったものを選びたいですよね。けれども、レンズの構造は一度聞いただけではよく理解できず、結局値段だけで判断しがちです……。

レンズだって自分で納得して決めたい! という皆さまの声におこたえして、「めがね新聞」ではこれからレンズ選びに活かせる「レンズの知識」を、ニコンメガネ加藤さんご協力のもと連載していきます。レンズは目の状態によって適したタイプが変わってくるため、まずは自分の目の状態を理解することが必要です。これから、それぞれの目の状態に分けて、ひとつずつ詳しくレンズ選びのポイントを紹介します。

今回は「近視」矯正のためのレンズ選びについてお届けします。

近視って何?

近視とは、その名の通り「近くが見える」目です。一方、遠くが「よく見えない」目でもあります。「よく見えない」とは、例えば壁にかけたカレンダーの数字がはっきり読めず、ピンぼけした写真のように見える状態のことです。しかし、「近く」のどこかでピントが合います。

裸眼で自分の指紋を見てみましょう。

レンズってどうやって選べばいいの?① 〜近視編〜

目の前10cmではハッキリ見えるけど15cm以上離れると、もうピントが合わない……となると、強めの近視といえるでしょう。指紋が1m先でもハッキリ見える場合は、やや弱めの近視でしょう。しかし、「遠く」のものには頑張って凝視してもピントがハッキリと合わない。それが近視といわれる目です。

近視のレンズ選びのポイントって?

近視用のレンズを選ぶポイントは2つあります。「厚さ」と「見え心地」です。
近視の人がかけるレンズは凹レンズです。ルーペで使われている凸レンズとは逆の機能になり、モノを拡大するのではなく縮小するレンズになります。形としては、レンズの中心から周辺に向かって厚みが増す構造です。

レンズってどうやって選べばいいの?① 〜近視編〜

つまり、近視用のレンズは縁の方が厚くなります。
厚みを調節したい場合、小ぶりなフレームを選べば厚みが抑えられますし、プラスチックフレームのような縁が厚いフレームだとレンズ厚みが目立たなくすることができます。

レンズの厚みを気にせず、自分の好きなフレームを選びたい場合は、レンズ自体が薄いタイプのもの、いわゆる「薄型レンズ」をおすすめします。この厚さの違いは、レンズの「素材」によるものです。レンズはガラスやプラスチックなどの”透明な素材”でできています。”透明な素材”では「屈折率」(光が物質中を伝わる速さを表す値)という数値を計ることができます。この数値が大きいほどレンズの厚みを抑えることができるのです。
(屈折率が1.60の素材が「薄型」と呼ばれることが多いです。屈折率1.67以上で「超薄型」と呼ばれることが多いでしょう。)

自分が選んだフレームだと薄型レンズや超薄型レンズを入れると、厚みがどのくらいになるのかを、めがね屋さんからレンズメーカーに問い合わせることができます。厚みを調整したい場合は、是非めがね屋さんのスタッフに相談してみてください。

レンズってどうやって選べばいいの?① 〜近視編〜

次に、近視用レンズを選ぶポイントは「見え方」です。
強めの度数にすると遠くがよく見えるようになるという理由で、そのような設定にすることはおすすめしません。事務の仕事や家事に多くの時間を割いている人は、室内中心の生活をしているため、強めの度数にすると目が疲れやすくなる場合があります。

めがね屋さんで試着したときに、遠くの見え方だけでなく、パソコンやスマホなどの近くの見え方も確認して、目に負担がかかりすぎていないかもチェックしてみましょう。最近では目の疲れを軽減するタイプのレンズや、スマホの画面が見やすくなるタイプのレンズも販売されていますので、気になる人は是非めがね屋さんに相談してみてください。

次回は、「レンズってどうやって選べばいいの?〜乱視編〜」をお届けします!

監修:加藤宏太郎

1987年に日本光学工業株式会社(現・株式会社ニコン)に入社。以来長年に渡りめがねレンズの仕事に携わり、研究開発、生産技術、海外マーケティング、国内マーケティング、国内営業を歴任し、現在、丸の内にあるめがね店「ニコンメガネ」の取締役社長とレンズメーカー株式会社ニコン・エシロールの教育本部長を兼任している。

ニコンメガネ

住所:東京都東京都千代田区丸の内2-5-2(三菱ビル1階)
営業時間:10:30〜19:00(日曜・祝日は休業)
http://www.nikon-lenswear.jp/shop/nikonmegane/index.htm

めがね新聞編集部
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