分厚くて重たいめがねを薄くするには?
めがねが重い…そんなときに気になるのが、フレームもそうですが、レンズの厚み。重いめがねをかけているとめがねがずれるのが気になったり、頭痛や肩こりの原因にもなって辛いものです。
レンズの厚さを薄くするには様々な方法があり、フレームや視力などによっても変わってくるのですが、今回はレンズを薄くする基本的な方法についてお話しします。
レンズの屈折率と球面・非球面レンズ
めがねのレンズにはレンズに入った光がどれだけ曲がるかを表した、屈折率というものがあります。「屈折率1.○○」といった数字が屈折率で、この屈折率が上がるほどレンズは薄くなります。しかし高い屈折率のレンズはそれだけ光が曲がるということですので、レンズに色やゆがみが出ることも。
そこで出てくるのが球面・非球面といったレンズです。球面はレンズ自体にカーブがある形で、屈折率が上がるほどレンズの端が厚くなります。非球面は近年、主流となってきている非球面レンズです。レンズ自体がフラットなため屈折率が高いレンズであっても端が厚くなりません。さらに、非球面レンズの上位である両面非球面といったレンズもあります。
非球面レンズのデメリットは通常、球面レンズに比べて価格が高いこと。また、従来の球面レンズに慣れている人やフレームの形によっては非球面レンズでの見え方に違和感を感じることもあるでしょう。
レンズのサイズが小さいものを選ぶのも一手です。乱視の度数にもよりますが、一般的にはレンズサイズが小さいものをお選びいただくと、同じレンズを使用したとしても、出来上がりのレンズが薄く軽くなります。
「分厚いレンズが嫌だ…」とお悩みの方はレンズの屈折率やレンズの種類、サイズなども気にしてみてくださいね。
着用はしつつもめがねへの興味が薄かった人、めがねを常用している人、めがねが大好きな人…めがねに触れている全ての人が楽しめるメディアを目指します。