めがねのレンズ・フレームだけ新品に交換することはできるの?
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気に入っているフレームのレンズが傷だらけになってしまったとき。または、見え方が気に入っているレンズのフレームが破損してしまったとき。「レンズだけ」「フレームだけ」交換したいと思ったことはありませんか?
どちらも、端的に言ってしまえばできることが多いです。ただし、注意点やおすすめできない点もあるんです。
1. レンズだけ交換する
自分のめがねのフレームはそのままで、レンズだけ交換するケース。これはたいていの眼鏡屋さんでやっていただけると思います。
ただし、交換できないこともあります。
まず、フレームからレンズが外せない場合があります。例えば、メタルフレームの場合にフレームが大きく曲がってしまっていたり、さび付いてしまっていてフレームを傷つけずにネジが取れないときなどです。
セルフレームでは、セル生地が傷んでいたり縮んでしまっているなどでフレームを温めてレンズを外す際にセルが割れてしまう可能性があります。フレームの状態によっては、お客様のご了承をいただいた上での作業となることも。
もちろん、フレームに問題がなければスムーズに交換できる可能性が高いです。
2. フレームだけ交換する
いまのレンズの見え方を変えたくない場合は、レンズを活かしてフレームだけ交換したいということもあるでしょう。この場合は対応できないめがね屋さんもあるかもしれません。また、いくつか問題があります。
まず、フレームだけを交換するにあたってはいまのレンズを削って新しいフレームに入れることになります。そのため、新しいフレームがいまレンズの上下・左右の寸法より小さいことが必須条件になります。
さらに、レンズには光学中心というものがあります。光学中心は光の通過点のことで、1mmでもズレるとプリズムが発生してしまいます。そのため同じレンズを削り直してフレームに入れ込んでも、同じ見え方になるとは限りません。かえって目に負担をかけてしまう恐れがあるのであまりおすすめできないのが正直なところです。
2~3年以上経過しているレンズは破損のリスクが高くなりますし、レンズのコーティングも経年劣化がつきもの。レンズの状態や既存レンズと新しいフレームの相性にもよりますが、新しいものにしてしまったほうが良い場合が多いでしょう。
上記を念頭に置いた上で、「それでも諦めきれない」という方、また「自分は大丈夫だ」という方、まずは一度めがね屋さんに相談してみてくださいね。
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