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【伊藤美玲のめがねコラム】第22回「めがねとメイク」

【伊藤美玲のめがねコラム】第22回「めがねとメイク」

| 伊藤 美玲

「スッピン隠しに向いているめがねってありますか?」

それは、〇〇なめがねです! とビシっと回答できれば良いのですが、実際のところそれは難しく……。というのも、私自身がスッピンを隠す目的でめがねを選んだことがないからなんです。

なぜかといえば、私はめがねなしでは生活できないほどの強度近視で、寝るときとお風呂のとき以外は基本的にめがねを着用しています。それゆえ、スッピンでめがねをかけることは多いのですが、度付きのめがねの場合はフレーム選びの際にかけ心地やレンズとの相性を優先してしまう。一方、度なしのめがねはだいたい仕事やお出かけのときにかけるので、スッピンであることがほとんどない。だから、正直あまり考えたことがなかったんですよね。

では、自分は実際スッピンのときどんなめがねをかけているかと改めて思い返してみると、ブラウンのプラスチックフレームがほとんど。顔馴染みがいいものばかりを無意識に選んでいたのは、スッピンを“目立たせたくない”という思いがどこかにあったからなのかもしれません。

一度アイシャドー効果を狙って薄いピンクのレンズを入れてみたことがあったんですけど、目元全体がほんのり色付いて、酔っぱらっているかのような顔になってしまった苦い経験もありました(笑)。

スッピン隠しのためには、メイクの代わりになるような鮮やかなめがねを……という提案も聞いたりするけれど、鮮やかなものだと余計に目元が注目されてしまいそうだし、きれいな色であるほど顔のくすみが逆に目立ってしまうような気もします。カラフルなめがねのメイク効果とは、ある程度メイクをしたときこそ発揮されるものなのではないかと。きっちりファンデーションをしてこそ、めがねの美しいカラーも引き立つんですよね。

では、一体スッピン隠しに最適なめがねとはどんなものなのか……。
これについては、今後も考察を続けたいと思います。

……と、ここで終わってはモヤモヤした内容のコラムになってしまうので(汗)、これまでめがねとメイクについての取材で得たテクニックで、私が常に実践していることをひとつ。

私は眉毛が濃いので柔らかい色のめがねをかけると眉毛が浮いてしまったり、ブロウフレームをかけると目元の印象が強くなり過ぎたりして悩んでいたのですが、そんなときにメイクさんからすすめられたのが、眉毛のマスカラ。濃い&太めの眉毛でもブラウンのマスカラをつければ印象が和らいで、眉毛の悪目立ちを防ぐことができるんです。フレームのカラーがぐっと引き立つので、これはホントにおすすめです。

あと、度付きのめがねをかけるときには、黒のリキッドアイライナーをぐっと太目に入れています。近視用のめがねだと目が小さく見えてしまうので、目元の印象を若干強めにするぐらいがちょうどいいんです。

うーん、やっぱりメイクの話はBefore→Afterの写真がないと説得力に欠けてしまう……。
めがね新聞さん、ぜひメイク取材行きましょう! 私、実験台になりますので!!