【2018WOFレポ 】めがねの最先端をいけ!〜森林を愛することから生まれためがね〜
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4月10日に開催された展示会「2018年ワールドオプチカルフェア(WOF)」に今年も行ってきました! めがね新聞がWOFで特に気になったコーナーを【2018WOFレポ 】めがねの最先端をいけ!〜めがねケースが石巻に出会った編〜に引き続き、ピックアップしてお届けします!
2018年ワールドオプチカルフェア(WOF)
開催場所:ベルサール高田馬場
(東京都新宿区大久保3-8-2住友不動産新宿ガーデンタワー)
開催日時:2018/4/11〜2018/4/12
今回ご紹介するのはヨーロッパ発のアイ・ウェア・ブランド「Gold&Wood」。ルクセンブルクの職人たちが、木材やホーンといった天然素材を手仕事で仕上げたフレームが世界的に高く評価されているブランドです。
まずは、フレームそれぞれの鮮やかな色味で、ブースがとっても華やか!
よーく見ると、同じ色味でもデザインの雰囲気が違います…。それはなぜなのでしょう?
実際にフレームを持たせてもらうと……ものすごく軽くて驚き! しかし、木材でできためがねフレームと聞いて疑問に思うのは、「アセテートや金属などのフレームに比べて丈夫なの?」ということ。
いろいろな質問を、Gold&Woodスタイリストセールスご担当の中島さんにぶつけながら、ブランドの魅力についてお伺いしました。
木に込められた、こだわりと愛
Gold&Woodの魅力は何と言ってもフレームに木材などの天然素材をつかっているということですが、それはどのような経緯からなのでしょうか?
中島さんもともとブランドを立ち上げたオーナーが、森林をとても愛した人でした。彼が「木を使って何かつくりたい」と考えたことが、ブランドを設立するきっかけにもなっています。もちろんこだわりがあるのは木だけではありません。染料なども肌に優しいものを選んでいるから、肌が敏感な人でも安心して使えます。
天然素材を使ったフレームは現在多く出てきていると思いますが、Gold&Wood独自のこだわりはありますでしょうか?
中島さんまずはフレームの丈夫さを挙げることができます。普通のめがねは一枚の板からフレームを削り出すことが一般的ですが、Gold&Woodでは6~8層の板を圧着することで、柔軟性のあるフレームに仕上げています。途中にアルミの層も挟み込んでいるので、ヒビやねじれにも強い。だからこそ、お客様に長く使っていただけます。
天然素材にこだわりながらも、それ以外の素材も柔軟に織り交ぜているんですね。
中島さんその通りです。ウッドをベースにしつつも、モダンにはアセテートを使うこともあるし、クリングスパットがついているものもあります。これらはお客様の顔にきちんとフィッティングさせるための工夫です。全てがウッドでつくられためがねは調整が困難ですからね。 もちろん、いくら調整が可能といってもフレーム自体が顔に合っていなければ限界があります。その点、Gold&Woodはヨーロッパ発のブランドでありながら、日本に出荷するものは日本人の顔の骨格に合わせて細かく微調整が施されているので、安心して選んでもらえます。
デザインだけとっても大変目を引くGold&Woodですが、今回出展しているフレームの特徴を教えてください。
中島さんこちらのモデルをご覧ください。
とてもポップな色使いですね! これは着色しているのですか?
中島さんいえ、これはシルクの色味なんです。シルクを挟み込むことでこの色彩を表現しています。面白いのは、シルクの生地によって微妙に色味が異なること。だから同じモデルの同じカラーでも、ひとつとして同じものはできません。そういう意味で、全てが一点もののめがねなんです。そこを楽しんで頂けたらと思います。
めがねの随所に込められたこだわりを知ることができました。ありがとうございます!
天然素材を上手に使いこなし、かけ心地とデザイン性を両立させる手腕はまさに職人技! ヨーロッパの上質な雰囲気がお好きな人には、是非ともおすすめしたいめがねブランドです。
中島さん、ありがとうございました!
「めがね新聞」では引き続き、WOFで目にしたおすすめのブランドを紹介していきたいと思います!
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