未来はすぐそこ!【音楽が聴けるサングラス「BOSE FRAMES」】とは?

世界を代表するオーディオ機器メーカーであるBOSEが、画期的なサングラスを開発しました。しかも、ただスピーカーから音が出るというだけではなく、オーディオAR機能が内蔵されているというではありませんか。音声のみで拡張現実を? しかも、サングラスとしてもかっこいい? いったいどういうことなのでしょうか…これは調べないわけにはいきません!

世界初!音声を使ったAR機能「BOSE AR」

「BOSE FRAMES」は、Bluetoothとスピーカーを内蔵したサングラスです。テンプルの後ろの部分に小型スピーカーが内蔵されていて、耳を塞ぐことなく、音が耳にダイレクトに届くようになっています。音楽の連続再生時間は1度の充電で最大3.5時間。一見しただけでは、音楽を聴いているとは気付かれないほどのさりげなさです。

最大の特徴は、オーディオAR機能「BOSE AR」が内蔵されている点。「AR」(拡張現実)とは、一般的に現実の風景に視覚情報を重ねて表示することを指します。代表的なものとして、『Pokémon GO』をイメージしていただければわかりやすいと思います。以前当サイトでご紹介した、映画の字幕が表示されるめがねスマートグラス MOVERIO
もARの一例です。これに対して、「BOSE AR」は情報を音で提供するというもの。ユーザーがレンズを通して見ているものを検知し、理解した上で様々な情報を与えてくれる技術です。

FRAMESは、「BOSE AR」技術を搭載した最初の商品。購入段階では、音楽を聴くことのほか、SiriやGoogleアシスタントを呼び出すことができますが、スマホアプリ「Bose Connect」によって本体をアップデートすることで、今後はサードパーティ製のAR機能も利用可能になり、多岐に渡って活用できるようになるとのこと。美術作品の前に立つと説明が聞けたり、行先を呟くと音声でルート案内をしてくれるといった可能性が広がっているわけです。まさに、未来のサングラスですね。

操作方法もいたって簡単。テンプル部分にあるマルチファンクションボタンを使用することで、電源のオン/オフ、音楽再生の操作、着信時の応答、SiriやGoogleアシスタントの呼びだしなどを行うことができます。ボタン以外にも、音声による操作や、頭を傾けるなどのジェスチャーによる操作も可能とのこと。

スタイリッシュなサングラスのデザインは2パターン

もちろん、サングラスとしてのデザイン自体もオシャレ。四角い形状の「ALTO」と、丸みを帯びた「RONDO」の2パターンから選ぶことができます。クラシカルで存在感があるデザインは、男性がかけても女性がかけてもキマること間違いなし。いかにも近未来的な奇抜なデザインではなく、オーソドックスなフォルムの美しさが最新技術と癒合しているという点に、無性にワクワクするのは私だけでしょうか?

ALTO
RONDO

サングラスとしての機能面も万全で、レンズ部分は紫外線を99%ブロック。テンプルのヒンジ部分はステンレススチール製となっています。また、「ALTO」も「RONDO」も色の展開はマットブラック一色のみ。重量は45グラムです。

気になる価格は199.95ドルで、アメリカではすでに発売されています。日本で発売される日を、首を長くして待ちましょう!

【商品情報】

◯BOSE FRAMES
※日本未発売の商品です。

BOSE公式サイト(英語)
BOSE FRAMES製品情報(英語)