【全国の目の神様に会いに行こう!】〜鎌倉編〜
目次
鎌倉駅近くにある本覚寺
次に目指すのは本覚寺(ほんがくじ)です。鎌倉駅東口を出て、若宮大路を渡ってから右に少し歩き、郵便局の奥を左折したところにある大きなお寺です。
郵便局の奥を左折して見えてくるのがこちらの裏口。さらに進んで道なりに右に曲がると、正門が出現します。
こちらが正門! 立派な門構えですね。
本覚寺は日蓮宗の寺院で、日出上人(にっしつしょうにん)を開山として永亨八年(1436年)に創建されました。元々ここには源頼朝が幕府の守り神の一つとして建てた夷堂(えびすどう)があり、文永11年(1274年)に佐渡流罪を解かれ鎌倉に戻った日蓮上人が滞在したとされています。
二代目住職の日朝上人の時代に身延山から日蓮上人の遺骨を分骨し、その遺骨は分骨堂に安置されています。また、日朝上人が信仰の力によって自らの眼病を治したと伝えられている事から、本覚寺は眼病に効くお寺として信仰を集めているのだそう。
門をくぐると正面に本堂、右手にユニークな建物が建っています。
こちらの建物が夷堂です。昭和56年(1981年)に再建されたもので、日蓮聖人が滞在し、日出上人がここで布教をしたという由緒ある場所です。鮮やかな色合いが印象的。
そして、本堂も夷堂に劣らず立派です!
本堂は大正8年(1919年)に完成したもので、中は500人も入れるほどのビッグサイズ。お寺が多い鎌倉の中でも有数の規模なのだそうです。
横から見た姿はこんな感じ。とても立派で堂々とした本堂で、見惚れてしまいました。中には御本尊の釈迦三尊、三方祖師像などがあり、建物全体に立派な装飾が施されています。
なお、本覚寺は眼病治癒のご利益の他、商売繁盛にご利益があるお寺としても有名! 正月の「初えびす」と「本えびす」には全国から参拝客が訪れます。また、桜、紫陽花、百日紅と色々な花を楽しむことができる名所としても知られているので、ぜひ鎌倉散策コースの一部に組み込んでいただきたいお寺です。
鎌倉にも来てね!
わが故郷湘南にある古都鎌倉は、首都圏からもアクセスが良いお出かけスポット。車でも電車でも気軽に出かけられるのが魅力です。比較的まとまった場所に神社仏閣が集まっているので、名所めぐりもお手軽。オシャレなレストランやカフェもたくさんあるので、お腹も心も満たされるプチ贅沢が味わえます。
今回ご紹介した御霊神社と本覚寺も、少し頑張れば歩いて移動できる距離にあります。しかも、海岸散策や鶴岡八幡宮参りだって徒歩圏内。江ノ電と神社のベストショットが撮れる御霊神社と、広々とした境内でのんびりお参りできる本覚寺。新型コロナ感染拡大が収束したら、鎌倉散策の一環として、まったく違う魅力を持った2つの「目の神社」と「目のお寺」を同時に訪れてみませんか?
今回ご紹介したスポット
◯御霊神社(権五郎神社)
〒248-0021 神奈川県鎌倉市坂ノ下4-9
江ノ島電鉄長谷駅から徒歩5分
◯本覚寺
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町1-12-12
JR鎌倉駅東口から徒歩3分
テレビ局で営業・イベントプロデューサーとして勤務した後、退社し関西に移住。一児を育てながら、映画・演劇のレビューを中心にライター活動を開始。ライター名「umisodachi」としてoriver.cinemaなどで執筆中。サングラスが大好き。