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【伊藤美玲のめがねコラム】第21回「めがねのアワード」

【伊藤美玲のめがねコラム】第21回「めがねのアワード」

| 伊藤 美玲
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さて、いよいよこの季節がやってきました!
「秋のめがね祭り」こと、秋のめがね展示会シーズンです!!

近いところでは10月6日よりフランス・パリにて世界最大級のめがね展示会「Silmo(シルモ)」が開催されます。世界中からめがねブランドが集まり、その数は期間中4日間朝から晩まで見て回ってもすべて見切れないほど。

         

「Silmo(シルモ)」

ちょうど10年前、ライターになりたての私はどうしてもこの憧れ地へ行きたくて、招待状だけを手に入れて取材のアポもないのにパリへと向かったのでした。お洒落なブースが立ち並ぶ会場にドキドキしながら足を踏み入れ、大好きなブランドのデザイナーさんに会えたときの感動といったら……! 今でも忘れることはできません。

シルモでは各ブランドの新作がいち早く見られるのはもちろん、新しいブランドとの出会いも多く、ワクワクしっぱなし。このワクワクを感じたくて、毎年取材に行っていたといってもいいでしょう。

                    

今年はシルモが50周年ということで、もしかしたら何か特別なイベントも用意されているのかも? 残念ながら今は子どもが小さいので私は行けないのですが、TwitterやInstagramで「#silmo」のハッシュタグを追いながらワクワクしたいと思います。

          
第21回「めがねとアワード」

そんなシルモにおいて注目すべきは、「Silmo d’Or(シルモドール)」。シルモドールは、その年に発表されるめがねフレームやサングラス、機器においてデザインの創造性や技術革新などで優れたものに授与されるアワードです。

         
第21回「めがねとアワード」

1994年にスタートしたこのアワードは、”めがねのアカデミー賞”とも例えられるほど業界ではとても注目度の高いもので、国を問わずめがねデザイナーなら誰もが1度は憧れ、目標とする賞と言っても過言ではないでしょう。無名の新人が受賞によって一夜にして世界のバイヤーから注目を集める、ということも少なくありません。

近年はこの世界が注目するアワードにおいて、増永眼鏡やFACTORY900といった日本のブランドの受賞も続いています。もちろん日本に限らず好きなブランドの受賞は嬉しいけれど、日本ブランドが受賞となれば喜びはひとしお。さて、今年はどんなブランドが選ばれるのか……!?

……と書いておいて、ふと気になりシルモのオフィシャルサイトを見てみたら、すでにノミネートされたフレームが発表になっていました。例年通りなら、金賞の発表はシルモ初日の夜。いやはや、今から結果が楽しみです。

       

…そして! 実は日本にもめがねのアワードはあるんですよ。
それが、「日本メガネ大賞」。これまではアイウェア・オブ・ザ・イヤーという名称で行なわれていました。これは東京ビックサイトで毎年秋に行なわれている国際メガネ展「iOFT(アイオーエフティー)」が主催するもの。今秋発売されるフレームの中からデザインや機能が優れたものに贈られるアワードです。

         
第21回「めがねとアワード」

「iOFT(アイオーエフティー)」

実は2015年より私はこの審査委員を務めておりまして、先日無事に審査を終えてきたところ。iOFTの初日となる10月11日に会場内で表彰式が行なわれ、その場で各部門のグランプリが発表されますので、めがね業界の方は是非いらしてくださいませ。

車や映画、音楽などに比べるとめがねのアワードの知名度はまだまだ低いけれど、めがね選びに困ったら、ときにはデザインや機能を高く評価された受賞製品から選んでみるっていうのもアリかもしれませんね。

伊藤 美玲
出版社に勤務した後、2006年にフリーライターとして独立。 眼鏡好きが高じて展示会やショップを訪れるようになるうち、 仕事のフィールドが眼鏡中心に。現在は数少ない眼鏡ライターの 一人として、国内外の展示会や工場の取材、デザイナーへの インタビューなどを行ない、眼鏡専門誌やモノ雑誌を中心に執筆中。(Profile