“めがね好きすぎる病”を発症した女子5人の座談会、最終回。今回は実用編です。めがねをかけることの利点やめがね屋さんでのめがね選びについて語っていただきました。最後は「わたしにとってのめがね」。めがねが人生の主軸になっている女子たちの回答やいかに?!
山田×メガネ。(読み:やまだめがね)
メガネ歴は15年を超え、所有メガネは30本強。「メガネがすき!」が高じて“自分が欲しいメガネgoods”をつくるデザイナーに転身。(Profile)
羽田詩織
「勝手に町工場親善大使(非公式)」を名乗る声優。(スリートゥリー所属)やたら町工場に詳しい声優として、企業ナレーション、展示会の司会などをつとめる。職人さんがだいすきで、町工場見学ツアーのガイドや子供向けワークショップの講師など、日々親善活動に努める。(Profile)
北見えり
16歳より撮影会モデルとして活動を開始。以降、都内を中心に各種撮影会にモデルとして参加。2015年には大阪・名古屋、2016年には香港 での撮影会にも出演。 高校卒業以降は個人撮影のモデルも開始。 2015年にはメガネポートレートサイト 「メガネ区」での一般投票でメガネ区長に選出される。(Profile)
やぎ~ぬ(彫紙※(ちょうし)アーティスト)
現在は関東中心に、個展・グループ展やハンドメイドイベント、ワークショップなど、さまざまなジャンルで活動中。また、作品の余り紙を利用した「ペーパービーズ」作品も制作している。(Profile)
※文字通り「紙」を「彫」るアート。様々な色の洋紙(ファンシーペーパーと呼びます)を順番に重ね、アートナイフという繊細なカッターで上から彫り進めます。
高里ありこ
現貴方のメガネ、こちらです♪メガネ大好き高里ありこです♪メイドとかやったり、お芝居したり、楽しそうな事が大好きですo(^▽^)o(Profile)
Talk5: めがねをかけててよかったこと
北見えりめがねって顔がすごく可愛く見えますよね。私は鼻が高くないんだけど、鼻当てでまず鼻の高さを誤魔化し、ちょっと下げることにより顔のスペースを埋めて小顔にみせて。ここがちょっと大きくなることによって歪むから顔も小さく見えて……
山田×メガネ。みんな顔の印象で人を覚えているから、洋服は変わってしまうけどめがねが変わらないことで覚えてもらえるメリットもあるよね。だから、私たちみんな外して集まると待ち合わせできない(笑)。
高里ありこ私はめがねがあることによって、キャラが分けられるみたいなのがある。今日は「真面目な一般人」みたいなめがね、今日は「明るくしゃべるオタクだぞ」みたいなめがね、とか。
山田×メガネ。パーティに行ったときはこれにしようとか、場所によっても変わるよね。
北見えり気持ちも変わるよね。怖い人にならないといけないときは怖いめがねかけたり、優しくしなきゃいけない日は優しいめがねだったり。
山田×メガネ。スイッチだよね。やぎ~ぬさんのめがねも完全にスイッチじゃない?
やぎ~ぬそう。これ(今かけているもの)はイベント限定でしかかけないので、イベント会場に来たらスイッチオンって感じで替えてるよ。
山田×メガネ。個展とか行っても顔出ししていないアーティストさんが多いから、どの人が作家さんかわからないんだけど、やぎ~ぬさんは「この人だな」ってわかる(笑)。
羽田詩織あとは共通の話題かな。お酒とかタバコとかみたいに“めがね”っていう話題もある一定の層に通じる気がする。
山田×メガネ。確かに、2人に1人はめがねって感じだし、実は家ではめがねとか昔はめがねだったとか、めがねを一度も通らずに来た人のほうが少ないんだよね。
羽田詩織あと、大人になってくると老眼のときに「どうするんですか」とか。
山田×メガネ。もうみんな、居酒屋で困ったらめがねの話したら良いんじゃない?(笑)
わたしとめがね屋さん
羽田詩織いまは自分でお店が選べるようになったけど、学生のときってお店もそんななかったよね。
山田×メガネ。商店街とか家の近くの、親が知っているめがね屋さんに連れて行かれるよね。
やぎ~ぬそうそう。私は祖母が補聴器を使っていて、めがね屋さんって補聴器とかと一緒になっている所が多いから、家族総出でお世話になってた。
山田×メガネ。でもそういうところがあったほうが、「ちょっと変だな」って思ったとき簡単に相談に行けるよね。最初は手軽に買ってもあとで調整したくなったときに「どうすればいいの?」って迷子になっちゃう人も多いから。
羽田詩織私も自分で働いて初めて、ビルに入っているめがね屋さんでも直してくれるんだってわかったんだよね。「買わないのにめがね屋さんに行ってはいけない」って先入観が強すぎるのかなって思う。
山田×メガネ。私たちはメンテナンスより先に買いに行っちゃうかもね。
高里ありこ逆に、新しいの見に行くみたいな話になっちゃうよね(笑)。
北見えり私、レンズ入れたときの歪みがわからないせいで、なかなか新しい一歩に踏み切るまでが長くて。似てる型しか買えないんだけど、フレームを選ぶときとレンズを入れたときの差ってどうしてます?
山田×メガネ。目が悪くなるほどレンズを入れたときの差って大きいよね。最近のめがね屋さんだとかけてる状態を撮ってくれたり、ネットでかけた感じのイメージ図が見れるのもあるけど、度数を加味してくれるわけではないもんね。バーチャルで見れたら良いのに。
北見えり試着したいやつを一瞬ではめてくれるサービスとか欲しい。
高里ありこあと同じ度数で伝えても、鼻あての高さとか仕様が違うせいで、見え方が結構変わることもあるよね。「ちゃんと測ってもらえば良かった」みたいなパターン。
山田×メガネ。毎回測ったほうがいいよね。あとは時間帯。夜に作りに行くと、疲れ目とかドライアイで本来の視力ではない状態で測るから、度が強いめがねを作っちゃったりする。
フィッティングとかも気になるけど…どこまで深追いしていいのかわからないから、もっとオープンに相談できる空気があればいいなぁって思う。
北見えりめがね屋さんの一角にそういうコーナー作ってくれるといいよね。めがねの相談承ります!あなたの顔にあった角度に調整!みたいな。
羽田詩織もっと気軽に、駅前とかにあれば良いな。めがねを直そうと思ってわざわざめがね屋に行くって相当重症なときだと思うし。
山田×メガネ。本当は定期的に行ったほうがいいんだよね。“毎月20日はめがねの日”っていう運動をしているめがね屋さんがあるんだけど、毎月何日って言われるとなんとなく「行こうかな」ってなる。自分では行くタイミングわからないから、「とりあえず行こう」ってなる方がいいよね。
羽田詩織別に買わなくても、少し見てもらおうかなっていうね。ずれてたら直してもらえるし。
北見えりめがね屋さん自体、その毎月20日の運動とか、変わろうとしてくれている感がある。
羽田詩織コンセプトめがね店みたいな、見に行くだけで楽しいお店も増えてるよね。
高里ありこ最近びっくりしたのが、コラボめがねをメインにしてトークショー開催しているお店があって、でもホームページには補聴器って書いてあったの(笑)。町のめがね屋さんなのに、この人の代がすごく気合い入れているんだなって。
山田×メガネ。コラボフレームで町おこし!最初はめがね興味なかった人もそういうイベントで手に取ってもらって、そこからめがね楽しいってなってくれればいいよね。
高里ありこそうすれば、この座談会ももっと濃密な感じに…(笑)。
Last talk: わたしにとってめがねとは
北見えり最近、本体って言ってます。私のめがねだけ撮りに来るお客様もいるし。
羽田詩織私も、私が付属品(めがね置き)だから。とりあえず20歳で覚醒した時には、これ空気なんだなって思った。ないと死ぬものだから、結婚しないといけないんだなっていう。
高里ありこ人と対応する自分みたいな。中の人はずっと中と対応しているから。
山田×メガネ。めがねをかけてるのは外側の自分ってことね!社交ツールじゃないけど。
私は、自分を構成するものの大部分かな。めがねがないと人生が構築できていないので、これがなくなると私、死ぬ!?(笑)人との付き合いも全部めがね込みだから、ないっていうのが考えられないかな。
やぎ~ぬ「スイッチ」みたいな。特殊かもしれないけど、朝起きて何をするかってめがねを掛けるから、それをかけて一日始めたり、めがねをかけかえるときに仕事モードに切り替わる。気持ちの切り替えができるスイッチかな。
終始(笑)が飛び交った座談会でした。みなさんもぜひ、この機会に周りの人とめがねについて語り合ってみてはいかがでしょうか?
めがね女子のみなさん、ありがとうございました!