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「おいていかないで!」車内にめがねの放置はキケン!?

「おいていかないで!」車内にめがねの放置はキケン!?

| めがね新聞編集部

車を運転するときは、遠方がはっきり見えないと運転しづらいものです。ドライブのときだけめがねをかけたり、専用のめがねを使ったりする人も多いのではないでしょうか。直射日光を遮るため、ドライブのときはサングラスを使っている人もいると思います。

運転のときだけ専用のめがねやサングラスを使っている人は、「持ってくるのを忘れないように!」と、車中のダッシュボードなどに置きっぱなしにしていませんか? 車中にめがねを放置することは、実は大事なめがねをいじめているんですよ!

車の中は、思った以上に高温地帯

車内は密閉された空間なので、日光が車中に入り込むと予想以上に高温になります。しかも車内が高温になるのは、夏場だけではありません! 外気温25度以下でも、ダッシュボード上の温度は70度を超えたという実験結果もあるようです。

そんな高温の空間にめがねを置きっぱなしにしたら、どうなるでしょうか…。

めがねのレンズが熱に弱い理由って何なの?

めがねを高温の空間に放置すると、問題になるのはレンズ部分。特にレンズのコーティングです。「コーティングって何?」と思う人も多いと思うので、コーティングについて簡単に説明します。

めがねレンズの表面にはキズや反射などを防止するために、薄い膜をはった「コーティング」という加工がされています。しかも、その膜は1層ではありません。レンズを保護するための「ハードコート」、その上にレンズの反射を防ぐ「反射防止コート」、そして一番表面には水や油などの汚れを防ぐための「撥水コート」が施されています。全部で3層にもわたってコーティングされているのです。

このコーティングされたレンズが高温にさらされると、どうなるのでしょうか。

レンズ本体は高温になると膨張しますが、コートはレンズほど膨張しません。結果、レンズが膨張してしまうとコーティングがその膨張についていけず、ひび割れてしまいます。めがねが熱に弱いといわれる要因はここにあるのです!

めがねレンズのコートがひび割れてしまうと、コーティングはやり直しすることができません。その場合は、目のためにそのまま使い続けず、新しく買い換えるか、レンズの交換をおすすめします。

めがねのレンズは高温にとても弱いので、車内においたままにせず、あなたのそばで大切に保管してあげてください。その方が、お気に入りのめがねを長く愛用することができますよ!

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