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めがねレンズのコーティング剥がれは修理できない!コーティングのいろいろ

めがねレンズのコーティング剥がれは修理できない!コーティングのいろいろ

| めがね新聞編集部

「使っているうちにレンズのコーティングが剥がれてきてしまいました。直せませんか?」

これはめがね屋さんでよく聞かれる質問のひとつ。しかしレンズのコーティングは非常に精密で何層にも渡って固められているため、残念ながら修理することができず、剥がれてしまった場合はレンズを交換するしかありません。

今回はコーティングの基礎知識と、コーティング剥がれを防止する方法についておさらいしてみます。

めがねレンズのコーティングとは?

めがねのレンズの表面には何重にもコーティングが施されています。その機能はさまざまでレンズによっても異なりますが、反射やくもり、汚れを防止したり、撥水・撥油機能やUVカット効果などを付加しています。

そもそもほとんどのめがねは割れにくいという理由からプラスティックのレンズが使われていますが、プラスティックレンズはガラスレンズに比べて傷つきやすいというデメリットがあります。これをカバーするためにもコーティングは必要不可欠な存在。

レンズのコーティングは日々の使用、環境、年数によって劣化していきます。ではこれを少しでも長持ちさせるにはどうしたらよいのでしょうか。

コーティングの剥がれを防止するには?

コーティングが剥がれる原因として多いのが、レンズにキズが入ってしまいそこから剥がれてしまう、熱にあたってひび割れてしまうというもの。

めがねは乾拭きなどの間違ったケアによってキズが生じます。壁紙などにキズが入るとそこからぺりぺりと剥がれてきてしまうように、めがねのコーティングも剥がれてきてしまうのです。

また素材の特性上、プラスティックレンズ自体とコーティングでは熱による膨張率が異なります。熱にあたるとレンズの膨張にコーティング部分がついていけず、ひび割れてしまいます。

耐熱の温度としてはレンズにもよりますが約55度が目安。暑い日中の密閉された車内やサウナ内、ドライヤーの熱などはこの温度をゆうに超えますから、いっきにコーティングが傷んでしまいます。

見え方に違和感を感じたら、それはレンズのコーティング剥がれが原因かもしれません。剥がれてしまったコーティグは直せませんが、日々大切に扱って少しでも長持ちさせたいですね。