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【伊藤美玲のめがねコラム】第60回「道具としてのサングラス」

【伊藤美玲のめがねコラム】第60回「道具としてのサングラス」

| 伊藤 美玲
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以前、ネット上で“名もなき家事”が話題になったことがありました。簡単に説明すると、「掃除」「洗濯」「料理」などの3大家事に含まれにくい小さな作業のことです。
家事だけでなく、育児にも小さな作業がいくつかありまして。そのひとつとして挙げたいのが、「写真販売サイトにアップされた幼稚園行事の写真から、我が子を探す」という作業です。

いや、楽しみなんですよ。写真を見るのは。でもね、アップされる枚数がとにかく大量で、4月に行なわれた親子遠足だけでも約2000枚。
そこから我が子を探し出し、表情までチェックするというのは、本当に根気のいる作業です。

まぁ、そうは言っても親子遠足はまだ見つけやすいほう。なぜなら、私がサングラスをかけて目立っているからね。
何が言いたいかっていうと、それぐらいサングラスをかけている父母が少ないってことなんです(前置き長っ!)。

だいたい1クラス30人程度なのですが、サングラスをかけているのはそのなかで1~2人ぐらい。私は陽射しも暑さも苦手なので、半日屋外にいるとあれば4月であろうとサングラスは必須です。ましてや遠足となれば、ほとんど日陰のないところで運動したり、お弁当を食べたりするわけですから。
とっても眩しいし、眩しいとより疲れやすい気がするんですよね。他のお母さん、お父さんたちは大丈夫なのかな……? これって、私が単に“眩しがり”ってだけなのでしょうか。

たとえ眩しくなかったとしても、裸眼でいれば目はしっかりと紫外線を浴びてしまっています。
前回のコラムでオードビーの佐藤さんにインタビューしたときも、その話に触れていました。
日本において登山をする際のサングラス使用者の少なさについて、「“日本人は欧米人と比べて瞳の色が黒いから、眩しさに強い”と思っている人が少なくないけれど、決して紫外線に強いわけではない」と。

そう。眩しくないから大丈夫と思っている人は注意です。「自分は若いころずっと運動部で、夏でもずっと外で練習していたから目は慣れている」ということをおっしゃる方もいたりするのですが、それは若い頃から無防備に紫外線を浴びっぱなしというこということですからね。
長時間強い紫外線を浴びると、白内障や黄斑変性症といった目の病気を引き起こす可能性があると言われていますし、何だか心配になってしまいます。

あと、こうした幼稚園行事なんかではとくに、「みんながかけていないから、かけられない」という人も多いのではないかと思うんです。
日本だと、サングラスってまだまだ「カッコつけてる」「気取ってる」みたいなイメージあるじゃないですか。ましてやクラスに1人しかいないとあれば、かけるのは少なからず勇気のいることでしょう。

でも、その意識、もういい加減変えていきましょうよ。サングラスは単なるお洒落アイテムではなく「紫外線や眩しさから目を守るための道具」です。
「眩しい」「日焼けしたくない」と思うのなら、もっともっとサングラスを気軽に堂々と使っていきましょ! もちろん、紫外線をしっかりカットしてくれるものをね。

ちなみに、今年は環境省が熱中症対策として男性に日傘の活用を促す取り組みを始めるんだとか。たしかに、最近は日傘を使っている男性も見かけるようになってきましたよね。それだって、数年前までは考えられなかったはず…。
暑さや陽射しへの対策意識が高まっている今、ぜひサングラスにも注目が集まればいいなと。意識はまだまだ変えられる。そう思っています。