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【伊藤美玲のめがねコラム】 第91回 2022年注目!個性豊かな最新調光レンズ。さぁ、どれを選ぶ!?

【伊藤美玲のめがねコラム】 第91回 2022年注目!個性豊かな最新調光レンズ。さぁ、どれを選ぶ!?

| 伊藤 美玲

紫外線の量に応じてレンズが色付く調光レンズ。室内や夜間はめがねとして、昼間の屋外ではサングラスとして使える便利なレンズです。じつはこの春、レンズメーカー各社から調光レンズの新作が発表されました。同じ調光レンズというカテゴリーでも、各社がそれぞれ推す機能に個性があるんです。というわけで、その特徴を見ていきましょう~!

ツァイス:退色スピードがより早く!

調光レンズを選ぶ際にポイントとなるのが、着色・退色のスピードです。というのも、調光レンズって濃くなるのは比較的早いのですが、退色するのには少し時間がかかるんですよね。これまで私も、屋外から少し暗めの室内に入ったときなどには、見えづらくて眼鏡を外してしまうことがありました。

ツァイスの新しい調光レンズ「ツァイス フォトフュージョン X」は、退色の早さが特徴。新しい調光システムを採用したことで、同社の従来品より最大1.8倍の退色スピードを実現したのだそう。

【伊藤美玲のめがねコラム】 第91回 個性豊かな最新調光レンズ。さぁ、どれを選ぶ?

1.8倍ともなると、その早さを実感できるのではないでしょうか。これは助かります。また、低反射でレンズの透明度が高いブルーライトカットレンズ「ツァイス ブルーガードレンズ」が標準仕様となっており、屋外では最大94%、屋外では最大50%のブルーライトをカット。(※同社分析データに基づく)室内でも活躍してくれます。

【伊藤美玲のめがねコラム】 第91回 個性豊かな最新調光レンズ。さぁ、どれを選ぶ?

カラーは全5色展開。なかでもツァイスのブルーはとくに鮮やかなので、夏の日差しに映えてくれそうです。

東海光学:マスクと相性◎な薄づきカラー

「調光レンズは便利だけど、濃く色づくからマスクと合わせにくい……」。そう思っている人も少なくないのでは? じつは私もその一人です。タウンユースがメインなので、見た目も重視したい。そのためマスク必須の今、調光レンズの出番が減っていたんです。

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そんななか、このたび東海光学「ルティーナ フォト」から濃度薄めの新色「サーフブルー」が登場しました。そもそも「ルティーナ フォト」とは、紫外線に加え眼に有害な光であるHEV光線(400~420nm)も効果的にカットできる「ルティーナ」に調光機能がついたもの。ルティーナは、先日放送されたTBSのバラエティ番組でも紹介されていましたね。

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で、新色のサーフブルーは色付きがピークのときでも透過率が約53%。既存色のグレーが約15%、ブラウンが約23%であるのと比較すると、かなり薄付きなのがわかります。これなら目元が透けるので、マスクと合わせても怪しく見えません。それでいてタウンユースなら十分に眩しさを抑えられる濃度だと言えるでしょう。

HOYA:車のなかでも色づく可視光調光

紫外線で色付く調光レンズは、車の運転時には色付きません。なぜなら、車のフロントガラスに紫外線カット機能がついているからです。HOYAの調光レンズに新しく加わった「センシティ ダーク」は可視光調光。可視光線+紫外線に反応するので、UVカットされた車のなかでも発色するのが特徴です(※可視光調光自体が新しい技術というわけではありません)。

【伊藤美玲のめがねコラム】 第91回 個性豊かな最新調光レンズ。さぁ、どれを選ぶ?

可視光線に反応するので、屋内の窓際でも淡いカラーをキープ。UVカットされた車のなかでも発色し、屋外では紫外線によりさらに濃く発色します。同社の紫外線に反応して発色するタイプの調光レンズ「センシティ2」よりも濃く色づくのだそうです。

【伊藤美玲のめがねコラム】 第91回 個性豊かな最新調光レンズ。さぁ、どれを選ぶ?

日頃から運転する人はもちろん、屋内の窓際や移動の電車などでも色づいていたほうがいい、という人にはおすすめです。電車の窓から入る光って、結構眩しいものですからね。

ニコン・エシロール:調光レンズに偏光機能もプラス!

【伊藤美玲のめがねコラム】 第91回 個性豊かな最新調光レンズ。さぁ、どれを選ぶ?

ニコン・エシロールから登場した「トランジションズ エクストラアクティブ ポラライズド」は、紫外線・可視光線で色づく偏光調光レンズ。その名の通り、調光機能に加え偏光機能も装備しているレンズです。色づいた際に偏光機能が発揮され、道路や水面の不快なギラつき、乱反射をカット。眩しさを抑えるだけでなく、クリアで快適な視界が得られます。

最大着色時には90%の偏光度を発揮するため、釣りやゴルフ、アウトドアレジャーを楽しむ人などにおすすめ。通常の調光レンズよりも鮮やかな景色が楽しめます。そしてこちらも可視光調光なので、車内でも色づき、運転する人にも好適です(※ただし、車内では中程度の色づきとなり偏光機能は発揮されません)。

【伊藤美玲のめがねコラム】 第91回 個性豊かな最新調光レンズ。さぁ、どれを選ぶ?

紫外線はもちろんブルーライトもカットするので、屋内外で1日中活躍してくれます。掛け外しの手間なく、偏光機能を日常的に享受したいという人におすすめしたいレンズです。ちなみに私は偏光レンズで液晶画面を見るのが苦手なのですが、色付きが薄いときには偏光機能がそこまで発揮されないということなので、屋内でのスマホやパソコン作業も支障はなさそうです。

使用シーンを想定してからお店に相談を

というわけで、今回は春に登場した新作調光レンズを紹介しました。本当はすべて使用して体験レポートが書ければ良かったのですが、ひとまず速報ということでご容赦ください!

新作はいろいろな面で進化をしていますが、だからといって必ずしもそれが自分にとって最良とは限らず、場合によっては既存の商品のほうが良い選択となることもあるでしょう。それに、レンズカラーは見た目の好みもあるし、フレームとの相性もある。そして、レンズ越しの視界の好みもあります。

それゆえ自分でレンズを選ぶのは少々難しいので、まずは自分が調光レンズを使いたいシーンや、ご自身のライフスタイルをお店の人に伝えるようにしてください。そして商品を提案してもらったら屋外でサンプルレンズの色付きなども確認させてもらうなど、納得いくまで相談してみてくださいね。夏本番に備え、ぜひ調光レンズで眩しさ対策を!