【速報】冬は東京で「めがねフェス」! 鯖江の魅力を東京から世界へ【TOKYO MEGANE FESTIVALレポ】
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「今年の冬に、あの鯖江で行われた“めがねフェス”が東京であるらしい…」
めがね新聞編集部は、数ヶ月前にそんな噂を耳にしました。でも、詳しい内容まではわからなかったため「え〜?〜ほんとにぃ!?」と半信半疑。「年に一度だけ開催されるめがねフェスが、今年もう一回あるなら、しかも東京でなら…嬉しい!」と、微かな期待も抱いていました。
そしてその噂は、10月下旬あたりから次々と情報が発表され、どんどん現実味を帯びはじめ、期待は高まるばかり。夢じゃなかった!!(大袈裟)
どうやら「めがねフェス」→「TOKYO MEGANE FESTIVAL」というタイトルで開催されるらしいのです。その総合プロデュースを務めるのは、家具やインテリアデザインなどをとおして新しいライフスタイルを発信している『IDEE』(イデー)の創始者であり、『スクーリング・パッド/自由大学』や『Farmers Market @UNU』など常に新しい「場」づくりを手がけ続けている黒崎輝男さん! そして、東京各地のヴィンテージセレクトショップなどが一堂に会するマーケット『RAW TOKYO』と鯖江のめがね製造企業がコラボレーションし、オリジナルのめがねが発表されるとのこと。
他にもワークショップなども予定されているようで、なんだかものすごく豪華じゃないか…!? と興奮を抑えきれないめがね新聞編集部は、前のめり気味にオープニングパーティー(前夜祭)から参加してきました!
オープニングパーティーも含め、2018/11/30(金)〜12/2(日)の 3日間にわたって開催された「TOKYO MEGANE FESTIVAL」レポートをお届けします!
オープニングパーティーのドレスコードはもちろん【めがね】
オープニングパーティーは東京・青山にある『COMMUNE 2nd』にて行われました。会場に入ると、目の前に広がるのは、もちろんめがね・めがね・めがね!! 今回参加したブランドの「推しめがね」が試着し放題。そしてそれだけではなく、そのめがねをかけた姿をプロのカメラマンに撮ってもらえるというサービスも!嬉しい!!
パーティーですから、もちろんお酒も! 鯖江の地酒「梵」が、振る舞い酒として用意されていました。甘さを感じる柔らかい口当たりで、いくらでも飲めそうです。会場にはいい気分になっている人もチラホラ。
欲しいめがねと巡り会えたら、会場奥ではめがねを実際に購入することもできます。その販売ブースでは常時専門のスタッフがいるので、フィッティングなどの相談も可能。
「KURODEKO」のビンテージ・シンセサイザーとギターが奏でるサウンドやDJ陣が織りなすミュージックが会場を盛り上げます。
会場となった『COMMUNE 2nd』は小さな飲食店が集まっている屋台村。この日もお店は通常どおり営業していたので、思いがけずステキなめがねに出会ったお客さんも多かったようです! 思い思いに気になるめがねを試着する沢山の人。大勢の人がめがねを愛でている…。明日から開催される本番への期待が高まる一夜でした!
1日じゃ足りない!ワークショップや新作めがねなど盛りだくさん
本番が開催された会場は東京・青山にある国際連合大学前の広場。毎週末行われている、農家さんや職人さんなどがこだわりの商品を持ち寄り出店する『Farmer`s Market @UNU』と同時開催ということもあって、午前中からすごい人だかり!
RAW TOKYOやFarmer`s Market @UNUに訪れた人も、めがねのブースに興味津々。いろんな人が入り混じって、大変賑わっていました!
こちらが『RAW TOKYO』×鯖江のめがね製造企業とのコラボめがね! 左右でフレームの形が違うなど斬新な形、なのに不思議としっくりくるめがね。オープニングパーティーで披露された時も、とっても人気でした!これから販売予定とのこと。
眼科やめがね屋さんでしかなかなかすることができない「視力チェック&めがねのレンズ相談」も。めがねのデザインも大事ですが、一番大事なのはレンズ!! 終始順番待ちの人でいっぱいの人気コーナーとなっていました。
◯オリジナルのめがねを作れるワークショップ!
なんと、アセテート生地を選ぶところから手がけることができます。中にはもう入手困難になっている貴重な生地もあるんですって。(でも値段は一緒! 太っ腹!)
生地が決まったら、好みのフレームの形に切り出し、ヤスリがけをします。仕上げは鯖江の工場で行い、完成品が手元に届くという流れ。出来上がっためがねはもちろん使用することができます(めがね屋さんでレンズを入れてもらうことが必要)。これはとっても貴重な体験! 来年もあったらやりたい!
◯アセテート生地でブレスレットが作れるワークショップ
どの色にしようか、30分程悩むめがね新聞編集部。生地が真っ直ぐな状態と丸まった状態では印象が結構違うんですよ!(言い訳)
生地が決まったら、約200度の熱が出るヒートガンで温めていきます。生地が柔らかくなったら、自分の腕のサイズにあわせて丸め、冷やして完成です。アセテートならではのカラフルでツヤのあるアクセサリーは、カジュアルにもフォーマルにも、服装を問わず大活躍しそうです!
◯「バフがけ」体験コーナー
アセテートでできためがねのツヤが無くなってきたら、こちらの「バフがけ」体験コーナーへどうぞ。この研磨機はほとんどのめがね屋さんに置いてあり、めがねのメンテナンスなどで使用されます。「バフがけ」をすることによって、アセテートのツヤを取り戻すことができるんです。
『RAW TOKYO』に出店しているお店が買い付けたヴィンテージめがねや、ブランドオリジナルのめがねも沢山! なんて幸せな光景なんでしょう…。
また、めがねだけでなく、古着や雑貨などを扱うお店もたくさん出店していたので、会場はおしゃれさん達で終始賑わっていました。
取材を終えて
東京といえども、一度にこれだけ多くのめがねに触れられる機会はそうそうありません。これは、めがね新聞が抱いていた期待以上の以上の以上の体験でした。年齢も国籍も異なる様々な人が集まるこの場所で、鯖江の技術力と東京のデザインが融合したこのイベントは、めがねの新しい可能性を見出したのではないでしょうか!?
運営者の方にお話をお伺いしたところ、今回のイベントは鯖江としても新たな挑戦の連続だったそうです。でもその分、めがね業界の活性化への一歩を踏み出すことができたと言います。しかし! まだまだこれは序章とのこと。目指す次のステージは「世界へ」ですかね!? めがね新聞はこれからも、めがねの新たな可能性を探るため、めがね業界の挑戦を追いかけていきたいと思います!
【写真】 服部 健太郎(オープニングパーティー)