【めがねフェス2017報告】あらためて言うけど、めがねってすごいぞ!!! ①
目次
「めがねフェス」って一体何なの?
今年に入ってから「めがね新聞」編集長は、いつも「俺、5月は鯖江行かなきゃだから」とか「5月はめがねフェスだから」と、何かと言えば「めがねフェス」「めがねフェス」と言っていました。
周りの編集部たちは「……めがねフェス…?」と、頭の中は「?」でいっぱいでした。どうやら、めがねの聖地鯖江で行われるめがねのお祭りらしいのですが、どんなことをするのかというその内容に思いをはせるのは難しいのでした。
編集長に聞いてみても、「めがねをいっぱいかけるんだよ! そういう競技もあるんだって!!」という返答が…。聞けば聞くほど「?」になるのでした。
…一体「めがねフェス」って何なの?
めがねフェス
日程:2017/6/10(土)・11(日)
会場:めがねミュージアム 鯖江市文化センター前駐車場特設会場
(福井県鯖江市新横江2−3−4)
主催:一般社団法人福井県眼鏡協会
http://meganefes.com/
鯖江という街
福井県に鯖江という街があります。福井県は、日本製めがねフレームの約95%を生産しています。鯖江はそのめがねづくりの中心的な街のひとつです。「福井」と聞くと「めがね」をイメージする人は多いのではないでしょうか? めがねに興味がそこまでない人でも、「福井=めがね」というイメージがわくほど、福井の「めがねづくり」は認知されるようになっています。
福井のめがねづくりは、明治38年から始まりました。現在の福井市生野町は、当時冬になると雪にうもれてしまい、収入を得ることが難しい環境でした。この農閑期に雪深い村でも収入を得ることはできないかと、若い頃から村の発展に尽力してきた増永五左衛門は方法を探ります。そんな中、弟の幸八と「めがねづくり」に、五左衛門は目をつけます。大阪から職人を招き、村人を集めその技術を一から学び、習得していきました。その後、福井市から始まっためがねづくりは鯖江市の地域にまで広がり、福井はめがねの一大産地となりました。
(参照:『福井・鯖江めがね 総合案内サイト』)
鯖江をメガネーランドに!
「めがねフェス」をレポートするべく、2017年6月10日「めがね新聞」は初めて鯖江を訪れました。
JR鯖江駅を出るとすぐに、「めがね」と「ちかもんくん」がお出迎えしてくれます。
以前、【隠れめがね】「めがねフェス」でみつけた!! in 鯖江 で紹介しましたが、JR鯖江駅から「めがねミュージアム」に続く道が「メガネストリート」として整備されました。そして、この日はオープニングセレモニーが開かれ、ちょうど皆さまの前にお披露目される日。
先ほどお披露目されたできたてホヤホヤの「メガネストリート」を歩きます。隠れめがねをみつけ、ワクワク感を高めながら、「めがねフェス」会場に向かいました。
「メガネストリート」は、めがねの街鯖江を盛り上げたいというメガネーランド実行委員(めがねの街・鯖江をめがねであふれるテーマパークにしたいという想いで生まれた実行委員会)と鯖江市の若手職員の思いが重なり、官民共同で進められたプロジェクトです。せっかく鯖江に来たのだから、街を歩いていてもめがねを感じられるようにと、街のシンボルとして整備されました。
「クラウドファンディングFAAVO(ファーボ)さばえ」と「ふるさと納税F×G(エフバイジー)さばえ」で募集をつのった結果、多くの人から支援があり、第1期工事が完成にいたった「メガネストリート」。
鯖江はめがねで発展してきた街です。その鯖江とめがねをもっと盛り上げようと、街の人が協力している姿が色んな場所でうかがうことができました。あったかい街を会場に着く前から堪能。
隠れめがねを探しながら歩いていると、「めがねフェス」会場が見えてきました! 早くも多くの人が!! 大変盛り上がっています。
では「めがねフェスって一体何なの?」という最初の謎を解き明かすべく、「めがねフェス」に行ってまいります!