【iOFT2019】第23回 日本メガネ大賞2020 表彰式【めがねレポ】
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先日開催された「第32回 国際メガネ展 iOFT2019」にて、「第23回 日本メガネ大賞 2020」が発表されました!
「日本メガネ大賞」は国内外より今秋冬発表の新フレーム・サングラスの中からデザイン・機能が最も優れている製品に贈られる、めがね業界屈指のデザインアワード。今年は応募総数が昨年度よりも約10パーセントも増え、268点と過去最多の応募がありました。
今回のアワードは「メンズ部門」「レディース部門」「キッズ部門」「サングラス部門」「機能・技術部門」の5部門が設けられ、各部門で大賞となる3製品を選出、その中から1製品にグランプリが贈られました!
それでは、各部門でグランプリを獲得しためがねを紹介します!
メンズ部門グランプリ受賞
【中村勘三郎「KN-2531 C-3」株式会社グラスパートナー】
フロントにシープホーン(羊角)を使用したサーモントタイプの「KN-2531 C-3」。テンプルにもシープホーンを使用し、贅沢な逸品に仕上げられています。
審査員は、「品格のあるサーモントデザインにシープホーンを使用することで、まさに至極の一品に昇華されている」と絶賛。天然素材の中でもシープホーンの発する美しさがこのデザインに見事にハマり受賞に至りました。
受賞した株式会社グラスパートナー 取締役営業本部長の神内 弘氏は「この製品は中村勘三郎の10周年を記念する限定モデルであるため、この受賞は非常に感慨深い」と喜びをかみしめ、「今後もみなさまにご支持いただけるモデルを開発していきたい」と意気込みを語りました!
レディース部門グランプリ受賞
【tonysame「TS-10536」株式会社トニーセイムジャパン】
極薄かつ奥行きあるリムが軽やかな掛け姿を実現し、リムの側面での色表現を可能にした「TS-10536」。
審査員は「正面から見ると樹脂と思えないほど薄いフレームは、上から見るとしっかりとした奥行きを持つ」と評価しつつ、「この視覚的な繊細さは掛けたときの軽やかさにつながり、めがねのデザインの可能性が広がる」と期待を寄せました。
受賞した株式会社 トニーセイムジャパン 代表取締役社長の細井 礼氏は「今年初めてiOFTに出展し、このような賞をいただけたことを大変うれしく思う」と喜びを語り、「日々、私たちのめがねを作ってくださっている工場のみなさま、そして弊社を応援してくださっている全国の取り扱い店舗のみなさまに感謝を申し上げます。この賞を糧に、みなさんに恩返しができるようにさらに頑張っていきます!」と力強くコメントしました!
キッズ部門グランプリ受賞
【TURNING Step×Step「TPK-3305」谷口眼鏡】
キッズ用でありながら大人顔負けのファッショナブルなカラーやデザインを表現する「TPK-3305」。オリジナルの「R形クリングス」を開発するなど、かけ心地や調整のしやすさにも配慮し設計された1本です。
審査員は「キッズ用といった妥協が一切感じられないクオリティのコンビ・フレームを採用するなど、大人モデル以上にかけ心地や調整のしやすさにも配慮していることも素晴らしい」と高く評価しました。
受賞した谷口眼鏡 企画営業 営業部長の中村 光一氏は「この製品は単に大人用のめがねをキッズ用にしただけではなく、子どもがかけるものなので、万が一めがねが壊れた時の安全性も考えながら開発した」と開発秘話を明かし、「昨年キッズモデルをスタートして、2年目となる今年にこのような賞をいただけて大変うれしい」と受賞の喜びを語りました!
サングラス部門グランプリ受賞
【Lindberg 「LINDBERG sun titanium」Lindberg】
素材のリアリティかつユニークで継ぎ目がない組み合わせにより、多様な色の組み合わせが可能な「LINDBERG sun titanium」。シースルー要素が、特大のフレームにレンズが浮かんでいるように見える刺激的な視覚効果を生み出しています。
審査員は「フレームとレンズの多様な組み合わせができる点が面白い。大きなフレームでインパクトを持たせつつ、シースルーをデザインに取り入れることで軽やかさも兼ね備えている」と高く評価し、その計算しつくされたデザインを称賛していました!
受賞したLindbergのアーキテクト/CEOのヘンリック・リンドバーグ氏は「このサングラスはフローティングレンズを使用していても、とても軽い構造になっている事が特徴です。この特徴が評価され、このような素晴らしい賞をいただけたことに感謝します」と笑顔で語りました。
機能・技術部門グランプリ受賞
【BALANCER「BA-202」宮本眼鏡株式会社】
手に持った時の重さと顔に掛けた時の重さが全く違うほど、その掛け心地の良さに驚く「BA-202」。
審査員は「重心のバランスを再構築された構造により、掛けた瞬間に感じる軽快感が非常に素晴らしい」とコメント。「斬新でユニークな発想ながら、造形的にも無理なくシンプルにまとめている」と絶賛され受賞にいたりました。
受賞した宮本眼鏡株式会社 副社長の宮本 弥寿子氏は「完成するまでに大変苦労したモデルだったので、この受賞を大変嬉しく思う」と笑顔で語り、「かけた時の何とも言えないフワッとした感触を、みなさまにもぜひ体験していただきたい」とアピールしました!
「めがね新聞」では、後日iOFT2019のレポートやめがねベストドレッサー賞の受賞者インタビューを掲載予定です! こちらも、ぜひお楽しみに!!
【写真】田島雄一
鳥取県生まれ。
アパレルメーカー、出版社を経て、現在は主に執筆、編集の仕事を。ときどき展示企画や出張コーヒーもおこなう。
https://www.hiroyuki-funayose.com