【めがねカフェ発見 in大阪】オーダーメイドのめがねがもっと身近になる!「めがね製作所カフェ 藍丸」に行ってきました。

大阪の中心地・梅田からほど近い中崎町は、レトロな路地裏に隠れ家的なイケてるショップが集まっている、今注目のアツいエリア。雑貨屋、美容院、古着屋、カフェなど、オシャレで個性豊かなお店が立ち並んでいます。

そこで今回ご紹介したいのが、昨年オープンしたカフェ「めがね製作所カフェ 藍丸(あいまる)」。
製作所? カフェ⁇ そう、ここはオーダーメイドのめがねの製造・販売を行う工房とカフェが一体化している“めがねカフェ”なのです。

「なぜ、めがねの工房とカフェが一緒に?」という好奇心で足を踏み入れた「めがね製作所カフェ 藍丸」は、オーナーたちの想いが込められたとっても素敵なお店でした!

新旧が入り混じる中崎町でオーダーメイドのめがねの魅力を知ってほしい

「めがね製作所カフェ 藍丸」は、梅田駅から徒歩10分ほどの路地裏に佇む古民家カフェ。
入口を入ると、天井が吹き抜けになった気持ちの良い空間が広がります。

古民家を活かした造り。梁(はり)もしっかり残っています。

こちらのカフェは最初にオーダーと支払いを済ませるシステム。早速メニューを吟味してみると…美味しそうな定食メニューやデザートメニューがいっぱい! どれもかなり美味しそうなので悩んでしまうこと必至。
悩みに悩んで、今回私はどのドリンクでも組み合わせ自由という、お得なデザートセット(1,000円(税込))にしました。

しっかりご飯もお茶も、どちらもできるのがうれしいですね。

ほどよい広さの店内は、手前がカフェスペース、奥が工房という構造になっています。注文したデザートを待っている間に、オーダーメイドのめがねを製造をしている工房の見学をさせていただきました。

検眼機やアセテート生地のめがねのツヤを出す「バフがけ」の機械などが。

このスペースで自分の顔とめがねのサイズ測定、視力測定からカラー・フレーム選び、手作業の削り出し(※)までを行うそうです。そして、めがねの聖地である福井県鯖江市の職人が最終仕上げを施したら、最終調整を経て遂にあなただけのめがねが完成する、という流れ。

工房にある機材も、なかなか普段目にしないものなど興味深いものばかり。思わずじっくり観察してしまいました。

そして壁一面には様々な素材・形のフレームやアセテートの生地などが並んでいるので、めがね好きでなくとも見ているだけでワクワクしてきます。

カラフルな生地サンプルがズラリ。
レンズも沢山の種類から選べます。これからの季節、サングラスを作るのも良さそう!

オーダーメイドのめがねというと少し敷居が高く感じていましたが、こういう場所で作ってもらえるということを知ると、とても身近に感じてきます。

また、自分がオーダーしためがねの削り出しができるワークショップも行っているそうなので、次回はぜひ挑戦してレポートしたいと思います!

もちろんカフェもめがねづくし!

素敵なインテリアを眺めながらあれこれお喋りしていると、注文していたケーキとコーヒーがやってきました。そこにはさらなる驚きが…!!

ジャジャーン! ケーキのプレートにめがねが登場(めがねの形をしたお店のロゴがデコレーションされています)! さらによく見ると、箸置きもめがね型ではないですか!

この時点でテンションMAXだったのですが、実はこの箸置きはめがね職人さんの手作りで、形も色もひとつひとつ異なるという驚きの事実が! せっかくなので、3つお借りして並べてみました。もちろん、めがねフレームの素材であるアセテートで作られているというこだわりよう。
今のところ販売はしていませんが、これは絶対にほしい! 今後販売されることを期待しましょう。

ひとしきり興奮がおさまったところで、早速ケーキを食べてみます。
私が注文した「あつとろ豆腐のガトーショコラ」は、温かくて柔らかく、フォンダンショコラのような食感で絶品。トッピングの冷たいアイスクリームとのマリアージュが至福の時を運んでくれます。豆腐を使用しているということで、ヘルシーなのもポイント!

友人が注文した「池田さんのかぼちゃケーキ」(レシピの考案者が池田さんなので、この名前)はカフェの人気No.1メニュー。私も一口食べましたが、しっとりとした深い味わいで、口の中からなくなってしまうのが悲しくなるほどの美味しさでした。もっと食べたかった…。

「池田さんのかぼちゃケーキ」にも、もちろんめがねデコレーション。

素敵なお店に込められたオーナーたちの思いとは……?

「めがね製作所カフェ 藍丸」は、めがね製作所とめがねカフェでそれぞれオーナーがいらっしゃいます。
めがねチェーン店で働いていたというおふたりは、元々上司と部下という関係。めがね業界で働くことで、それぞれのお客様に向き合うノウハウを培ったのだそうです。

めがね製作所オーナーの清家さんと、めがねカフェオーナーのとちおさんがお店に込めるのは、「オーダーメイドのめがねの良さを気軽に知ってもらいたい」「モノづくりの良さを知って欲しい」という想い。
今は何でも既製品が手に入る時代です。「めがねをオーダーする」というと気構えてしまう人も多いかもしれません。でも、カフェという親しみやすい空間を入り口にして、「こんなに気軽に自分だけのめがねを作ることができるんだ」ということを知ってもらいたいと思い、めがねの工房とカフェを一緒にした「場」をつくろうということで、「めがね製作所カフェ 藍丸」が誕生しました。

また、めがね職人の清家さんは、長年めがね業界で接客してきた中で、“めがねは顔の中心にあり、その人の個性を引き立てる最高のファッションアイテム”だと考えてきたのだそう。
並べてあるめがねの中から自分に合うベターなものを選ぶだけではなく、その人だけのベストなめがねをお作りしたいという思いと、大量消費社会において、モノ作りの良さや楽しさを知って頂きたいという思いを込めてお店を作ったと語ってくださいました。

中崎町にお店を構えた理由は、カフェ運営について学んだスクール(関西のカフェ開業専門学校「Cafe’s LIFE」)が直営しているカフェが中崎町にあったことがきっかけで、昔ながらの風情とトレンドが融合したこの町の魅力に触れたから。
私がお店にいる間にも、外国の方がふらりとお店を訪れていました。気軽に遊びにきてほしいというオーナーの思いは、お店の外観からも溢れ出ているように感じます。

「めがね製作所カフェ 藍丸」は、梅田からも徒歩圏内とアクセスも抜群。関西在住の方はもちろん、大阪方面に出張や旅行の機会があったら、ふらっと寄ることだってできちゃいます。
大阪に行く機会があったら、ぜひ中崎町のめがねカフェに遊びに行ってみてください。お店のめがねとカフェのファンになってしまうことでしょう!

※削り出し:
フレームの材料となるアセテートなどの生地を、めがねのフレームの形にカットして形を出す工程の事。

めがね製作所カフェ 藍丸(あいまる)

大阪市北区中崎西1-7-10
中崎町駅から徒歩5分 JR大阪駅から徒歩15分
TEL:06-7502-2004
営業時間:11時〜19時
定休日:毎週水曜日

◯めがねのオーダーメイド


セルテンプル 40,000円(税込)/ チタンテンプル 36,000円(税込)
※出来上がりまでは2か月程度かかります。

◯ワークショップ



参加費用17,000円(税込)
※作業時間は約およそ3時間です。
※事前予約をお願いします。

詳しくは、公式サイトをご覧ください。
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