さすが、めがねのまち! 鯖江市が新成人に贈ったプレゼントとは?
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『めがね新聞』では、“めがねのまち”としてすっかりお馴染みの福井県鯖江市。国内製メガネフレームの9割以上を製造し、めがねの聖地として多くのめがね好きから愛されているのは、皆さんご承知の通りです。昨年末に東京・青山で行われた【TOKYO MEGANE FESTIVAL】での盛り上がりも記憶に新しいですよね。
さて、そんな鯖江市から何とも羨ましい成人式のニュースが入ってきました。これを読めば、「私も鯖江市で生まれたかった!」と思うこと請け合いです。
今年の新成人は125万人
2019年の新成人の数は全国でおよそ125万人。各地で成人式のセレモニーが行われました。成人式のセレモニーといえば、地元の大きなホールで開催され、区長や市長の挨拶を聞いて、久々に会う同級生達と2次会に繰り出して……と、昔から変わらぬ光景を思い浮かべる人が多いはず。実は、地域によってはかなりユニークな成人式を実施しています。
有名なのは、千葉県浦安市の成人式。なんと、会場は東京ディズニーランド! ミッキーたちと一緒に振り袖姿で記念写真を撮る新成人たちの姿が毎年SNS上に溢れます。 また、豪雪地帯などでは暖かい時期に成人式が行われることも。さらに、大きい自治体では有名アーティストなどがゲストで登場することもあります。例えば、神奈川県川崎市の今年の成人式では、ガールズバンドの「ねごと」が音楽ライブを行いました。(ちなみに、「ねごと」のメンバーは川崎市出身どころか神奈川県出身ですらありません……)
鯖江市の新成人にプレゼントされたものとは?
さて、いよいよ福井県鯖江市の成人式へと話を移しましょう。福井県鯖江市で新成人となったのは711名。そのうち、1月13日に鯖江市文化センターで行われた成人式に参加したのは617名。なんと、この617名全員に記念品として鯖江市産のめがねが贈られたのです!
しかも、用意されたのはプラスチック製、チタン製など3パターンを2色ずつ、それぞれ男女用で計12種類。もちろん、専用のめがねケースとめがね拭きも配布されました。 例年、鯖江市の成人式ではめがねが贈呈されていますが、今回のデザインはもちろん今年だけのオリジナル。柄の部分には「20years old Anniversary 2019」と刻まれています。 大人になって最初のめがねは地元産を掛けてもらえたらという思いから、「大人ファーストさばえ眼鏡」と命名されているのだとか。
式の最後には、全員でめがねをかけて記念撮影を行いました。うーん。なんとも羨ましい! きっと、彼らにとっては一生の宝物になりますね。
【写真提供】福井県鯖江市役所めがねのまちさばえ戦略室
テレビ局で営業・イベントプロデューサーとして勤務した後、退社し関西に移住。一児を育てながら、映画・演劇のレビューを中心にライター活動を開始。ライター名「umisodachi」としてoriver.cinemaなどで執筆中。サングラスが大好き。