【女性編】梅雨とめがねとまとめ髪と
目次
小学生の頃、クラスで異彩をはなっている男子がいた。
その名は「堀部くん」。
それはそれは、とっても山深い田舎町でのことだった。
子どもたちはみんな、泥んこになって毎日過ごしていた。
そんな中、一人だけいつも「ワニ」のイラストが描かれたニットを着て
一人だけいつも小綺麗だった「堀部くん」。
泥とは一人だけ無関係な子どもだった。
親は街で唯一のベンツ乗り。
絵に描いたような「お医者さんの息子」。
そんな堀部くんの髪は
外国人のように少しブラウンがかって
すごく柔らかそうな毛をしていた。
6月の小雨の降るある日
登校してきた堀部くんを見て、クラスに衝撃が走った。
「堀部くん…、なんか『ジャムおじさん』みたい…。」
堀部くんは、ジャムおじさんだった。
いや、ジャムおじさんのヘアースタイルだった。
黄色い通学用帽子からクルクルの髪の毛があふれ出て
まるでコック帽をかぶったジャムおじさん。
今思えば、僕が初めて梅雨を実感したのは
あの日なんだと思う…。
堀部くんは今でも元気だろうか?
……今年も梅雨がやってくる。
「梅雨とめがねとまとめ髪と」について
美容室“I WANNA GO HOME CONCENT”店長のこわしやすひこが思い悩んでみました。
①「低い位置でのまとめ髪×細めフレームめがね」
湿気で髪の毛がふくらむ時期(つまり梅雨)、一番見かける髪型がこれだと思います。
根元に波ウェーブを少しつくって、ざっくり「くるりんぱ」でまとめる髪型。
低めの位置に髪の毛のボリュームゾーンがつくられるこの髪型には、コンパクトなサイズや細いフレームのめがねがおすすめです。
髪の毛のルーズさを活かすためにも、少しクールなイメージのめがねをかけると、まとめ髪がよりバランスよく見えるようになります。
②「高い位置でのまとめ髪×太めフレームめがね」
髪をまとめても、梅雨の湿気でまとめた部分がモコモコしてしまう、とにかく髪をコンパクトにまとめたい人に、梅雨時おすすめしたいスタイルがコチラ。
「おだんご」と呼ばれるスタイルです。
髪の毛には
・縮毛…毛が縮れている
・波状毛…毛が波打っている
・捻転毛…毛が捻じれいてる
という髪の癖があります。
日本人に一番多いのは「捻転毛」だといわれています。
「捻転毛」は湿気を吸うとかなり膨れる傾向がありますので、梅雨時に「おだんごスタイル」にするのは向いています。
「おだんごスタイル」は髪の毛のウェイトが、高い位置にくるので、顔が少しすっきりしすぎて見えます。そこに太めフレームのめがねをかけると、顔の中心にもボリュームができるので、全体のバランスが整います。
普段太めフレームのめがねをかけていて、梅雨時の髪型に悩んでいる人には、この「おだんごスタイル」がおすすめです。
③「ツインテール×メタルフレーム」
②で紹介した「波状毛」の人には、こんなツインテールも可愛いと思います。
髪のボリュームができる位置を「鼻のライン」ぐらいにつくると、小顔に見せる効果があります。
ツインテールをバランスよく見せるコツは、自分が思っている位置より少し高めのところに結目をつくることです。
ツインテールはインパクトのある髪型なので、フチなしめがねや、シルバーフレームのめがねなど、透明感のあるめがねをかけるとバランスが整います。このようなめがねをかけることで、ツインテールをよりおしゃれに見せることができます。
逆にキャラクターとして際立たせたい場合は、太いフレームのめがねをかけてもおもしろいと思います。
梅雨の時期、髪の長い女性は、髪の毛をまとめたスタイルにすることが多くなってくると思います。
髪の毛をまとめる場合に気にしてほしいポイントは、髪の毛が一番重く見えるところ「ウェイトポイント」です。
「ウェイトポイント」がどこにくると、自分の顔に一番似合うのかは、自分の顔の形が、「丸顔」「面長」「三角」「四角」どんな形なのかをわかっていると、わかりやすいと思います。
そして、その髪型にどんなフレームだとバランスがよく見えるのか…。
コーディネートはめがねから? ヘアースタイルから?
梅雨の時期には、梅雨の時期ならではのおしゃれをしましょ……。
それではまた!!
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