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第14回 ママ目線のめがね選び①  ― 子どもができて変わったこと ―

第14回 ママ目線のめがね選び① ― 子どもができて変わったこと ―

| 伊藤 美玲
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プロフィールにもあるよう、私は一応1児の母でして。
子どもを産んでからというもの、生活スタイルはガラリと変化し、同様に身に着けるものや日常的に使うものを選ぶ目線も変わってきました。

例えば、靴は子どもを抱っこしながらでも脱ぎ履きしやすいものを。荷物が多くなるので、カバンは軽くて大きいものを。以前はゆったりしたワンピースばかり着ていて妊婦に間違われることも多かったけど(笑)、自転車に乗る機会が増えた今はすっかりパンツスタイルが多くなりました。

家で使う食器も、コツコツ集めていた作家モノのお茶碗やヴィンテージのカップなどを今は封印し、軽くて割れにくいものに。などなど、身の回りのあらゆるものを選ぶ基準が変化したわけです。

もちろん、めがねも然り。

自分でも意外なほどに、ママになった途端めがねに求める要素が大きく変化したのです。改めて、めがねはそれだけ生活に密着したアイテムなのだなぁ、と気が付かされました。

振り返れば、私はこれまでフレームに関しては特段“機能”を求めていなかったかもしれません。レンズにはある程度こだわっても、フレームはストレスなくかけられればOK、ぐらいな感じでね。もちろん取材をする中で、「こんなに軽いフレームならかけていてラクだろうなぁ」とか「このテンプルのバネ性はすごいな!」などと感心することは多いのですが、自分でめがねを買うときはそこが最優先事項にはなっていなかったな、と。

「お洒落はガマン」とまでは言わないけれど、ちょっとぐらい重たいフレームでも可愛ければいいし、少々ズレやすくても頻繁にお店に調整へ行けばいいやと思っていました。

でもね、子どもがいるとそうも言ってられないんですよ。とにかく自分を構う余裕がない。コラムの第6回でも書いたけれど、ちょくちょくめがね屋さんへ調整に行くこともできないわけです。

加えて、生活スタイルにも以下のような変化がありました。

・かがんだり、下をむいたりすることが増えた。
子どもを産んでから、視線を落としたり下をむいたりしていることが多くなりました。子どもが乳児のときオムツ替えだったり、着替えだったり。歩くようになった今も子どもといる時は視線は下気味だし、屈んで立ち上がるという動きも多いので、フィッティング(かけ具合)が良くないととにかくめがねがズリ落ちるんです。今までめがねをかけて運動するような機会がなかったのでフィット感はそこまで重視していなかったんですが、とにかくめがねを「くいっ」って上げる行為が増えていることに気が付きました。

・子どもの頭突きやパンチを食らう。
子どもが急に飛びついてきたりしたとき、反射神経の鈍い私はうまく受け止められず、頭や腕(ときには足)で顔を「バーン!」とアタックされてしまいます。その都度めがね(と私)はダメージを受けてしまうのです。

・子どもにめがねをいじられる。
子どもって思った以上にめがねに対して興味津々で、レンズを手でベタベタ触ったり、ときにはケースを自分で開けてめがねをかけようとしたりする。うたた寝している間に、テンプルをあらぬ方向にぐいーっと広げられてしまったことも。

ほかにも、「お風呂でも見えないと困る」など挙げればキリがないんですが……。
でも、「せっかくならば、これらの困りごとを解決できるめがねを試してみようではないか!」ってことで、まずは“ズレにくい”フレームと、“テンプルが型崩れしにくい”フレームを使ってみることに。その感想は……、次回お伝えすることにしましょう。

伊藤 美玲
出版社に勤務した後、2006年にフリーライターとして独立。 眼鏡好きが高じて展示会やショップを訪れるようになるうち、 仕事のフィールドが眼鏡中心に。現在は数少ない眼鏡ライターの 一人として、国内外の展示会や工場の取材、デザイナーへの インタビューなどを行ない、眼鏡専門誌やモノ雑誌を中心に執筆中。(Profile