めがねの見方が変わるサイト

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第13回 めがねの雑誌

第13回 めがねの雑誌

| 伊藤 美玲
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ふぅ……。
今の私は抜け殻状態。というのも、原稿を書かせてもらっているめがね専門誌2誌の原稿を無事すべて書き終えたところだから。そう、ありがたいことに私はめがね業界では知らない人がいないであろう専門誌『MODE OPTIQUE』と『眼鏡Begin』の両方に関わらせてもらっています。

この2誌は、どちらも年2回の発刊。だいたいめがねの新作が発表される時期から取材が始まるので、展示会後はもう原稿祭りになるわけです。書くのは大好きなめがねのことばかりなのに、締め切りは容赦なく迫ってくる。でもできる限り原稿にじっくり向かい合いたい……。苦しくも楽しい、嬉しくもつらい、毎回そんな複雑な状況です。

……って、そんな私の締め切り前の心境はさておき。
そもそもめがねに専門誌があって、年に2回も発刊されているってことを知らなかったという人も少なくないんじゃないでしょうか。

めがねの専門誌には、めがね屋さんが定期購読するようないわゆる“業界誌”もありますが、『MODE OPTIQUE』と『眼鏡Begin』は普通の書店にも置かれていて、一般の人でも購入できる雑誌です。前者は昨年20周年、後者は10周年を迎えました。

私がめがね好きになったばかりの頃は、まだ今ほどめがね屋さんのブログやSNSでの発信が盛んではなかったため、新作の情報はもっぱら『MODE OPTIQUE』が頼りでした。特に、海外のデザイナーの写真が豊富に掲載されているSilmoレポートなんて見るだけでドキドキしたし、「いつかは自分もSilmoに行ってみたい!」と憧れたものです。

『眼鏡Begin』が創刊されたのは、私がすでにライターになってからのこと。だから純粋に「あぁ、この雑誌で仕事ができたらなぁ」と思いました。ファッション寄りの切り口だったり、あとはめがね業界やアパレル業界の“お洒落めがねスナップ企画”が多かったりするので、見ていて楽しいです。

どちらもやはり専門誌ということだけあり、ファッション誌のめがね特集よりも突っ込んだ内容になっているのがおもしろいところ。めがねの新作紹介についてもディテールまで詳しく解説されているし、展示会や工場のルポ、デザイナーさんのインタビューなど、めがねがつくられる背景や関わる方たちの人となりまで知ることができるのは、専門誌ならでは。私も取材のやりがいがあります。

とにかく、最初から最後まで全部めがねのことが書かれているわけですから、めがね好きならきっと楽しめると思います。そういえば、このめがね新聞で松本救助先生と対談したときには、「『MODE OPTIQUE』って、“めがねのグラビア”みたいですよね」という名言も頂きました(笑)。

もしこのめがね新聞をきっかけにめがねに興味を持ったという人がいれば、是非手に取ってもらえたら嬉しいです。同じ専門誌とはいえ2誌の切り口には結構違いがあるので、良ければどちらも読んでみてくださいね! などと、恐縮ながら宣伝もさせて頂きつつ……。そしてこのコラムともども、率直な感想を頂けたら嬉しいです!!

伊藤 美玲
出版社に勤務した後、2006年にフリーライターとして独立。 眼鏡好きが高じて展示会やショップを訪れるようになるうち、 仕事のフィールドが眼鏡中心に。現在は数少ない眼鏡ライターの 一人として、国内外の展示会や工場の取材、デザイナーへの インタビューなどを行ない、眼鏡専門誌やモノ雑誌を中心に執筆中。(Profile