あなたの変化に、そっと寄りそう

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【伊藤美玲のめがねコラム】第48回「めがねと前髪」

【伊藤美玲のめがねコラム】第48回「めがねと前髪」

| 伊藤 美玲
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先日、展示会シーズンのときに女性数人で前髪の話で盛り上がりまして。その際、どれくらいの頻度で前髪を切っているかという話になったんです。

前髪パッツン派には自分で切っている人も多いと思うのだけど、最近の私は美容院で切ってもらっています。その頻度、月に1回。多いですかね……? 

個人的な好みではありますが、私は黒髪なので前髪が少しでも眉毛にかかってくるとめがねの印象が重く見えてしまう気がしています。なので、眉の上であることは基本。少しでも眉にかかろうものなら、切りたくてウズウズしてしまうんです。

もちろん、自分で切ったほうがお金も時間も節約になるのはわかっているんですけどね……。でも、なぜそんなに前髪にこだわるかといえば、やはりめがねとのバランスがあるからです。

「私=前髪ぱっつん」な印象を持っている人も多いと思いますが、じつは毎回同じように切っているわけではありません。その時一番かけたいめがねとのバランスを考えて、前髪の量と長さを決定しています。

そうなると、やっぱりプロの意見と技術が必要不可欠。美容院へ行くときは、「今一番かけたいめがね」を持参して、いつもの担当の人に「今回の前髪(髪型)はこのめがねに合わせてください」とお願いします。

たとえば、細身のめがねなら重ためのラウンド前髪に。めがねにボリュームがあるときは、短め&ジャキジャキと長さを不揃いにして軽さを出してもらったり。そうやってバランスを取ってもらうことで、あらあら不思議。これまで似合わなかっためがねが、ぐぐっと似合うようになるんですよね。

【伊藤美玲のめがねコラム】第48回「めがねと前髪」
【伊藤美玲のめがねコラム】第48回「めがねと前髪」

逆に言えば、前髪が伸びたことで、しばらくかけていためがねがいつの間にかパッとしなくなってしまったり、一直線にパッツンと切ったら、個性的になり過ぎてしまったり。などなど、前髪だけでこんなにも変わるものかと驚かされます。昨年ハイブリッジのフレームを購入し、ブリッジの高さと前髪のバランスも重要だということに気が付いたのも新たな発見でした。

そうそう、前回のコラムでインタビューさせてもらった、CUTLER AND GROSSのデザイナー・マリーさんも、めがねに合わせて前髪を切ってもらうと言っていましたからね。お会いしたときのマリーさんは、重ためのシャープなボブに、ボリュームのあるプラスチックフレームが絶妙なバランスでまとまっていました。

本当はね、ヘアアレンジが得意だったらもっとめがねを楽しめるのにな、とも思うんです。めがねによって、さらには服によって、前髪を上げたり下ろしたり。それができている人は、本当にお洒落だな~って思います。でも、あいにく私はそのような技術を持ち合わせておらず……。

でもね、アレンジができないなら、なおさら前髪のバランスは重要。というわけで、やっぱり月1の前髪カットは私にとって絶対に必要な儀式みたいなものなのです。さて、次はどのめがねに合わせてもらおうかな。

伊藤 美玲
出版社に勤務した後、2006年にフリーライターとして独立。 眼鏡好きが高じて展示会やショップを訪れるようになるうち、 仕事のフィールドが眼鏡中心に。現在は数少ない眼鏡ライターの 一人として、国内外の展示会や工場の取材、デザイナーへの インタビューなどを行ない、眼鏡専門誌やモノ雑誌を中心に執筆中。(Profile