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【伊藤美玲のめがねコラム】第43回「展示会シーズンを前に思うこと」

【伊藤美玲のめがねコラム】第43回「展示会シーズンを前に思うこと」

| 伊藤 美玲
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今年もやってきました。
そう、秋の展示会シーズンですよ。

メインとなるのは10月22日から東京ビッグサイトで行われるiOFTですが、最近では9月に展示会を行なうブランドも増えてきて、この原稿を書いている2日後にも展示会巡りを控えています。いやぁ、どんな新作フレームが見られるのでしょう。あぁ、楽しみ。

【伊藤美玲のめがねコラム】第43回「展示会シーズンを前に思うこと」

展示会の時期になると必ずこのコラムでも触れるわけですが、やはり展示会はめがね業界にとって大きなイベント。そして眼鏡ライターである私にとっても、そのシーズンのトレンド傾向や新しい技術を知ったりする大切な機会なわけで。展示会の話題に触れないわけにはいきません。

それに私は、眼鏡ライターとしてのキャリアのスタートがiOFTの取材記事だったので、思い入れもひとしおなわけです。

キャリアのスタート、というと大それた感じがしますが、実際私にとって最初のiOFT取材は“見学”に近いものでした。めがね好きだった私が、めがね好き仲間からの話でiOFTの存在を知り、新作見たさでなんとか招待状を手に入れて潜入したという感じでしたから……。当時からライターの仕事はしていたので“取材”という名目で入場できましたが、実際には雑誌などから依頼を受けていたわけではなかったんです。

そんな状態ですから、ほとんどのブランドはブースを眺めるだけで声さえかけられず。でも、めがね好きのライターということで興味を持ってくださる業界の方もいたりで、たった数時間の滞在だったのですが、多くの出会いに恵まれました。

そしてこの数日後には会場で知り合った編集者から執筆依頼がきて、iOFTのレポートを書いたのが初めてのめがね記事となったわけですから、本当に私の人生はこの日を境に大きく変わったといっても過言ではないのです。

それゆえ、iOFTの時期になると今でも気持ちが引き締まります。そして振り返るのです。あの頃、「何がなんでも新作が見たい!」「少しでも業界の人の話が聞きたい!」、そう思っていた情熱、好奇心、テンションを忘れていないか。当時お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れてはいないか、と。

今振り返ると、あの時会場に入ることができた私はとてもラッキーだったのだと思います。
ところが、今年はなんとiOFTの事務局が、めがね好きの「インフルエンサー」を募集しているっていうじゃないですか! めがねを主としたSNSやブログを展開している、もしくはフォロワー数が多ければ応募は可能。審査はあるけれど、インフルエンサーになれたら堂々と取材、撮影ができるわけです。これ、以前の私だったら絶対に応募していたはず……!

iOFTの期間中は、インフルエンサーの方たちがどんなめがねに注目するのかもぜひチェックしたいところですね。私は雑誌の取材がメインなのでそこまでたくさん投稿できないかもしれませんが、会場で気になった新作があればぜひInstagramにアップしていこうと思っています!

【伊藤美玲のめがねコラム】第43回「展示会シーズンを前に思うこと」
伊藤 美玲
出版社に勤務した後、2006年にフリーライターとして独立。 眼鏡好きが高じて展示会やショップを訪れるようになるうち、 仕事のフィールドが眼鏡中心に。現在は数少ない眼鏡ライターの 一人として、国内外の展示会や工場の取材、デザイナーへの インタビューなどを行ない、眼鏡専門誌やモノ雑誌を中心に執筆中。(Profile