めがね(メガネ・眼鏡)の見方が変わるサイト

めがね(メガネ・眼鏡)の見方が変わるサイト

【伊藤美玲のめがねコラム】第8回「めがねの展示会」

【伊藤美玲のめがねコラム】第8回「めがねの展示会」

| 伊藤 美玲
このエントリーをはてなブックマークに追加

いやぁ、もうすぐ春ですね。
めがね業界は、これから春の展示会シーズンを迎えます。

日本のめがね展示会といえば、秋のIOFTがもっとも知られるところでしょう。でも実は、春にも各所で展示会が行われています。これまでは4月がメインだったんですけどね。今年は3月開催のところもあって、このコラムが公開される頃には、まさに開催中のところもちらほら。

各ブランドから新作が発表されるこの時期は、めがね好きにとってはもうお祭りのようなもの。私も好きなアーティストの新譜を楽しみにするかのごとく、ワクワクしながら新作を心待ちにしています。

「ところで、めがねの展示会っていったいどんな感じなの?」と思った方もいるでしょう。
私も、最初訪れるまではまったく想像できませんでした。ファッションブランドのコレクションみたいにランウェイをモデルさんが歩いたりするのかな? なんて思ってみたり……。

実際のところは、貸しホールのような大きな会場を使って各メーカー・ブランドごとにブースを構えて行なわれるものもあれば、ハウススタジオのようなちょっとお洒落な場所を使い小規模で行われるものもあり、さまざまです。レストランで開催され、ケータリングが充実していた展示会もありました。

そこにズラっと眼鏡が並んでいるかといえば、多くの場合並んでいるのはディスプレイ程度。お店の人は事前に各ブランドへアポイントを取ったうえで、テーブルに対面式で座ってケースにズラっと並んだ新作を見せてもらい、その場で注文をする。そんなスタイルが主流です。なので「商談会」という面も強いかもしれません。

一方で、小規模の展示会だと、わりとオープンに新作が飾られていることもあります。入るなりドリンクをサーブしてもらい、それをいただきながら新作をチェックすることも。そんなゆったりとした雰囲気のところへ行くと、ちょっとほっとしますね。

というのも、展示会は同時期に都内各所でいくつも行われることが多いので、移動だけでも大変なんです。朝から晩まで会場を渡り歩いて取材をするのは体力的にもキツいのですが、ひとつでも多くのブランドをチェックできるよう、食事もとらず歩き回ることもしばしば。

よくファッション誌だと、パリコレの会場周辺のお洒落スナップで編集者がものすごくお洒落していることがあるじゃないですか。昔はそんな感じに憧れたこともあったけれど、なかなかそうはいきません。歩き回るからペタンコ靴だし、鞄はいただいた資料でズシっと重くなるし……。完全に動きやすさ重視です(笑)。

と、展示会について紹介してきましたが、基本的には業界関係者やプレス関係者しか入場できず……(ときどき日によって開放しているところもありますが)。新作情報はめがね屋さんのブログやめがね専門誌でも紹介されると思うので、ぜひチェックしてみてくださいね。私も取材の合間に写真が撮れたら、少しずつインスタグラムでアップしていく予定です。

それにしても、前回の展示会でチェックした新作の中から何を買おうか迷っているうちに、次の新作が出る時期になってしまった……。また欲しいものが増えて、さらに決められなくなっちゃうんだろうなぁ……。

伊藤 美玲
出版社に勤務した後、2006年にフリーライターとして独立。 眼鏡好きが高じて展示会やショップを訪れるようになるうち、 仕事のフィールドが眼鏡中心に。現在は数少ない眼鏡ライターの 一人として、国内外の展示会や工場の取材、デザイナーへの インタビューなどを行ない、眼鏡専門誌やモノ雑誌を中心に執筆中。(Profile