【伊藤美玲のめがねコラム】第10回「めがねとInstagram」
皆さんは、Instagramを使っていますか?
私がInstagramを始めたのは約3年前と、そんなに早い方ではありません。というのも、「カッコイイ写真を撮らなきゃいけない」みたいなハードルの高さを感じて気後れしちゃってたんですよね。
とはいえ使い始めたら、もう情報収集手段として欠かせないものに。海外のめがねブランドやショップのアカウントをフォローすると、ミラノやパリの展示会シーズンにいち早く現地の様子や新作の写真を見ることができます。文字情報というより写真がメインなので、英語圏以外のアカウントでも見ているだけで楽しいんですよね。
さらにここ数年で、日本のめがねブランドやショップのアカウントもぐっと増えてきました。
そしてめがねはもちろん、洋服などでも好きなブランドのタグで検索すれば、それに関連するPostがズラっと見られるのも魅力。買おうか迷っている服のコーディネート写真などを見られるので、日常のリアルな着こなしの参考になるんですよね。
そこで、「だったら少しでもめがねを買う人の参考になるようなアカウントをつくれないかな?」と思い立ったわけですよ。
それが、昨年秋にスタートさせたアカウント@eyewear_note です。
アカウント名は、10年ほど前にやっていた「眼鏡随想」というブログの名前からアレンジして付けました。
やっぱり常々感じるのは、めがねの魅力は誰かがかけてこそ引き立つものだっていうこと。
めがねが大好きな私は、めがね単体の写真を見るのも楽しいんですけど、それだけではなかなかイメージがつかめないって人も多いんじゃないかと思うんですよね。それゆえ、「かけたらこうなるんだ」っていうイメージを伝えたいなと。
でもね、そうなると避けられないことがあるんです。それは、絶対に自分の顔を晒さなきゃいけないということ。私が見せたいのはあくまでめがねなのに、もれなく私の顔が付いてきてしまうという……。
お洋服のコーディネートをアップしている人は、顔を隠していることが多いですよね。でも、めがねではそうはいかない。だって、めがねは顔の一部だもの……。
というわけで、恥を忍んで自撮り写真をアップしています。
とはいえ自分のページに自撮り写真ばかりが並ぶのは私もツライので(笑)、めがね単体の写真も織り交ぜながらアップしています。でも、見返してみると「いいね!」の数が多いのは自撮りの方。やっぱり、かけて撮った方がイメージがつかみやすいってことなのかしら?
そんな私のInstagramですが、これから展示会でチェックした新作の写真も少しずつアップしていくと思うので、よろしければ是非ご覧くださいませ。
それにしても、毎回展示会の前になるとダイエットしようと思うのに、今回もまったくできなかったなぁ……(泣)。
東京都生まれ。出版社勤務を経て、2006年にライターとして独立。メガネ専門誌『MODE OPTIQUE』をはじめ、『Begin』『monoマガジン』といったモノ雑誌、『Forbes JAPAN 』『文春オンライン』等のWEB媒体にて、メガネにまつわる記事やコラムを執筆してい る。TV、ラジオ等のメディアにも出演し、『マツコの知らない世界』では“メガネの世 界の案内人”として登場。メガネの国際展示会「iOFT」で行われている「日本メガネ大賞」の審査員も務める。